夏バテに!胃腸にやさしいおつまみ〈庄司いずみのベジつまみ⑭〉
夏の疲れが出てくるこの時期は、胃腸も弱りがち。そんな時こそベジつまみ! 積極的に胃腸を整えてくれる野菜や豆腐を上手に取り入れたおつまみレシピをご紹介します。もちろんお酒も進むし、食べ応えも十分ですよ!
夏バテ気味の胃腸をいたわる食材とは?
ようやく少しずつ秋めいてきました。今年の夏は暑かった上、湿度が高く、体力を消耗して今頃はグッタリしている方も多そうです。飲みもの、食べものが冷たいものに偏って、胃腸が弱っている人はいませんか?
そんなときは、胃腸の調子を整える食材をどうぞ。野菜は、肉や魚とちがって脂肪分がグーッとすくないから、そもそもが消化への負担は軽め。 さらに、積極的に胃腸を整えてくれる野菜もありますよ。
また、長いもややまいもの粘り成分は胃粘膜にやさしい上、ジアスターゼという消化酵素を含むので、胃もたれしているときにおすすめです。
ネバネバつながりの野菜には、オクラもありますね。オクラのネバネバのもとはペクチンなどの成分。ペクチンには整腸作用があるから、お腹の調子が悪いときの味方です。
これら、胃腸をいたわるベジ素材を取り入れつつ、おつまみならば肝臓を守るたんぱく質もしっかりと。消化力の落ちているときには、肉や魚よりも豆腐などがいいですね。
今回はこれらの素材をつかった、残暑にピッタリのベジつまみをご紹介しましょう。
【胃腸にやさしいベジつまみ①】豆腐そぼろ・オン・キャベツ
木綿豆腐小一丁を水切りし、少々のごま油で崩しながら炒りつけます。酒、みりん、しょうゆをそれぞれ大さじ1くらい。お好みでおろししょうが少々を加えて、水分が飛ぶまで炒りつけたら出来上がり。
おなじみの鶏そぼろよりずっとあっさりしていますが、案外ボリュームもあり。そぼろごはんもおいしいですが、おつまみならば好みの野菜にのせて。茹でキャベツにのせると、疲れた胃腸をいたわります。
【胃腸にやさしいベジつまみ②】オクラの炒り豆腐
豆腐1/2丁を水切りし、オクラ5本は小口切り。これを少々の油で炒め、酒と醤油で味をつければ出来上がり。
トロリネバネバの炒り豆腐。胃腸にも優しい上、食感も味もよし。食欲がないときは、少々のカレー粉で風味をつければ食べやすくなります。
【胃腸にやさしいベジつまみ③】長いも入り豆腐バーグ
分量の目安は、2人分なら、豆腐1/2丁(150g)くらい。ここに半量、つまり、70~80gくらいのすりおろした長いもを加えます。この種に、少々の塩、種がまとまる程度のパン粉と小麦粉を加え、バーグ型に整えて焼けば出来上がりです。
きのこや野菜のみじん切りなど、好みの具材を入れても。長いもではなく、やまいもを使うと、焼き上がりがムッチリと、食べ応えのある食感になります。
【胃腸にやさしいベジつまみ④】キャベツ衣の豆腐焼売
種に肉は入れず、豆腐と塩昆布だけで。焼売の皮のかわりに、刻んだキャベツをたっぷりまぶして仕上げます。
塩昆布で味がついてこのままでおいしい。大きめ4~5個で食べ応えありますが、胃もたれはゼロ。胃腸の疲れたときのおつまみにピッタリですし、冷めてもおいしいのでお弁当にもおすすめです。
● キャベツ衣の豆腐焼売(4個~5個分)
材料
- キャベツ 100g
- 塩 小さじ1/2
- ▼(A)
- ・木綿豆腐 100g(しっかり水切りする)
- ・塩昆布 小さじ1(みじん切り)
- ・長ねぎ 30g(みじん切り)
- ・片栗粉 大さじ1
- 片栗粉 適量
作り方
- キャベツは千切りにしてから長さを2㎝くらいに切る。これを塩もみし、軽く水気を絞る。
- (A)を混ぜ合わせて団子状にし、片栗粉を軽くまぶしつけて1のキャベツをまわりにしっかりつける。
- 蒸気のあがった蒸し器で7分蒸す。
※記事の情報は2019年9月24日時点のものです。
庄司いずみさんのロングインタビューがこちらで読めます【Aktio Note】
- 1現在のページ