寒い季節はピリリしょうがで代謝アップ!〈庄司いずみのベジつまみ⑱〉

おつまみも体を温めるものが恋しくなるこの季節。ピリリとしょうがを効かせたベジつまみはいかがでしょうか? しょうがのちょい足し術や作り置きしておくと便利なしょうがダレのレシピもご紹介します。

ライター:庄司 いずみ庄司 いずみ
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こんにちは! 野菜料理家の庄司いずみです。

11月も終わりに近づくと、朝晩はさすがに冷えますね。おつまみも、冷ややっこや冷やしトマトというわけにはいかず、温かいもの、体を温めるものがありがたい季節です。
ショウガ
体温めと言うと、イチオシの素材はやはりしょうが。

しょうがに含まれるショウガオールは血管を拡張し、血行を促してくれるし、ジンゲロールは体を温め発汗を促進。さらにジンゲロンには体脂肪を減らしたり、中性脂肪を下げる働きもあるというから、食欲の秋を過ごしてピンチを迎えている方も、積極的に使いたい食材です。

また、しょうがを使った料理はパンチが効くから、おつまみ向きでもあります。

【しょうがおつまみ①】白菜のしょうが焼き

白菜のショウガ焼き
しょうがの料理ですぐに思いつくのはしょうが焼き。

しょうがだれで焼いておいしいのは豚肉だけではありません。これは私のブログでの人気レシピ、白菜の生姜焼きですが、こんがり焼いてしょうがだれをからめると白菜もおいしい。

白菜だけでなく、薄切りのゴボウならコリコリおいしいし、薄切りエリンギも食感がよく、香りもしょうがによく合います。

しょうがだれの配合はお好みですが、1食分に使う量として、私のレシピではしょうが1片のすり下ろしと酒、しょうゆを各大さじ1合わせます。甘いたれがお好みならば、みりんや砂糖を加えてもいいですね。

日持ちもするので、たっぷり作って冷蔵庫に常備するのもおすすめです。

【しょうがおつまみ②】豆腐のしょうが煮

豆腐の生姜煮
しょうがだれは煮ものにも使えますよ。

こちらは日本酒におすすすめのつまみ、豆腐のしょうが煮です。

木綿豆腐を一口大に手でちぎり、しょうがだれをまわしかけ、蓋をして中火にかけます。豆腐から水分が出るので、その水分としょうがだれで煮込むイメージ。豆腐100gくらいに上記のしょうがだれを1単位くらいが目安です。

しょうががピリリ、たまらないおいしさです。

【しょうがおつまみ③】しょうが入りキャロットラペ

しょうが入りキャロットラペ
いつものメニューにしょうがをちょい足しするのもいいですね。

キャロットラペは作り置きもでき、副菜やお弁当に大活躍ですが、いつものラペにみじん切りのしょうがをたっぷり混ぜ込むとピリリ刺激的でワインや日本酒にもよく合うつまみに変身します。

しょうがの量は結構多め、小さめのにんじん1本につき、10gくらいは入れたいところです。

【しょうがおつまみ④】ジンジャーコロッケ

ジンジャーコロッケ
こちらはコロッケ。

ふつうはじゃがいもとひき肉で作りますが、ひき肉の代わりかというくらい、たっぷりのしょうがを入れるとおつまみにもいいのです。
 

●ジンジャーコロッケ(2個分)

材料

  • ▼(A)    
  • ・しょうが  20g(粗みじん切り)
  • ・酒 大さじ1
  • ・しょうゆ 大さじ1
  • じゃがいも 150g(茹でてマッシュ)
  • 小麦粉 適量
  • (B)小麦粉、水 各大さじ1
  • パン粉 適量
  • 適量

作り方

  • (A)をフライパンで炒りつける
  • じゃがいもと①を混ぜてコロッケ型にまとめる。
  • 小麦粉、(B)を溶いた小麦粉液、パン粉の順につけ、熱した油で揚げる。
しょうがに味がついているのでソースをかけなくてもおいしい。ぜひお試しくださいね。


※記事の情報は2019年11月25日時点のものです。

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