神戸人の常識。ビールの最強コンビ・餃子は味噌ダレがうまい!
「ビールと餃子の組み合わせ考えた人、ホンマ天才やわ」。大好きな餃子をアテにビールを飲むとき、私は必ずそう言ってしまうのです。その餃子、神戸では酢醤油&味噌ダレで食べるのが常識なのですが、数年前、東京から来た先輩に「これって神戸だけだよね」と言われた、その時の衝撃たるや(だって神戸では、全国展開の餃子チェーン店でお持ち帰りしても味噌ダレが付いてくるんですよ)。「え、ホンマですか? 酢醤油ももちろんおいしいですけど、味噌ダレを付けたら、それはそれでまたおいしいんですって!」の気持ちを、この場を借りて全国のみなさんにお届けします。
味のバリエーションを楽しめるのが味噌ダレ餃子の醍醐味
今回取材でお邪魔した「ギョーザ専門店 イチロー」は、特製味噌ダレに酢と醤油、自家製ラー油を混ぜるスタイル。
パリッとモチっとW食感の皮の中からジュワっとあふれる肉汁。ニンニクの臭みのないあっさりめの具材に味噌ダレがコクを加え、口の中でちょうどいい塩梅に!
小ぶりなので、2人前(14個)もペロっといけちゃいます。ビール大ビン1本がジャストな量でした。
神戸人がおやつ感覚で立ち寄る餃子店
ギョーザ専門店 イチロー 三宮店(神戸店)
兵庫県神戸市中央区三宮町1-8 さんプラザB1 078-334-1660 営業時間 11:30~21:00 水曜定休
「味噌ダレが余ったら、冷奴やきゅうり、ご飯や納豆にかけてもおいしいです。チャーハンの味付けに使うのもオススメですよ」(イチロー店長)
味噌ダレ餃子の歴史、諸説
旧満州の家庭で食べられていた「ハルピンタレ」を再現したもの、という説もあるようですが、いずれにせよ、旧満州から帰還した日本兵が広めたということに変わりはなさそうです。
とすると、神戸の味噌ダレ餃子の歴史は第二次世界大戦後から、ということになりますね。
餃子の味噌ダレを家で作ってみる
僭越ながら、我が家の味噌ダレレシピを公開します。
●家庭用餃子の味噌ダレ(1~2人用)
材料
- 合わせ味噌(お好みで赤味噌でも可) 大さじ1と1/2
- 砂糖 大さじ1
- 醤油 大さじ1/2
- 酒 大さじ1/2
- 酢 大さじ1
- にんにくすりおろし(チューブのものでも可) 適量
- ※お好みで豆板醤やこしょう、ラー油を加えてもおいしいです
作り方
- 耐熱容器に材料を全部入れて混ぜる。
- 電子レンジ600wで10秒加熱。
「簡単だけどタレまで作るのはちょっとめんどくさい」という方は、オリバーから出ている「神戸餃子味噌たれ」はいかがでしょうか。
オリバー、さすが神戸の企業です。
餃子に味噌ダレを加えたその日から、餃子の世界がぐんと広がること間違いなし!
ぜひ一度お試しください。
※記事の情報は2017年10月3日時点のものです。
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