歩いて楽しむ酒② 北フランスの港町フェカンの『ベネディクティン』
ルマンディー地方の古い港町フェカンの修道院で生まれた薬草系リキュールの蒸溜所を訪ねたときのことをレポートします。
『さけ通信』は「元気に飲む! 愉快に遊ぶ酒マガジン」です。お酒が大好きなあなたに、酒のレパートリーを広げる遊び方、ホームパーティを盛りあげるひと工夫、出かけたくなる酒スポット、体にやさしいお酒との付き合い方などをお伝えしていきます。発行するのは酒文化研究所(1991年創業)。ハッピーなお酒のあり方を発信し続ける、独立の民間の酒専門の研究所です。
パリの最寄りのビーチリゾート
宮殿のようなベネディクティン蒸溜所
『ベネディクティン』は中世にベネディクト派修道院で薬酒として開発されたレシピをもとにつくられています。フランス革命で一度レシピが失われましたが、後に発見した前出のル・グラン氏が再現に成功し、1863年に発売し大ヒット商品となりました。
稀代のマーケッター アレクサンドル・ル・グラン
27種類のボタニカル
最後は優雅にテイスティング
こうした本格的なリキュールは日本ではあまりなじみのないお酒です。ただ、クラフトジンをはじめさまざまなボタニカルの香味をもった酒が受け入れられるようになってきました。日本の酒シーンの半歩先を行く気分で、本格的なリキュールをお試しください。
※記事の情報は2018年9月20日時点のものです。
- 1現在のページ