【ゼリーフライ】おつまみとしても美味しい!基本のレシピとアレンジ
「ゼリーフライ」をご存知ですか? 映画「翔んで埼玉」やドラマ「陸王」にもちょこっとだけ登場した、埼玉県行田市のローカルおやつ。実は家飲みおつまみとしてもおすすめです。
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埼玉県行田市発「ゼリーフライ」とは?
どんなものかというと、行田市観光協会のWebサイトによると「ゼリーフライとはじゃがいも、おからをベースに小判型に整えて油で揚げた食べ物」とのこと。明治後期にはすでに食べられていたらしく、100年以上の長きに渡って庶民に愛されていたんですね。不思議な名前の由来は、形が小判型→銭フライ→ゼニーフライ→ゼリーフライと変化した説が有力のようです。
何を隠そう筆者は生まれも育ちも行田市でして、子供の頃からゼリーフライに親しんでいました。お肉屋さんのコロッケの隣にゼリーフライが売られていたりして、まさに市民の日常に根差した食べ物です。
……なのですが、用途としては基本的におやつなんです。でも「じゃがいもとおからをベースに小判型に整え油で揚げてソースで味付けした食べ物」が、お酒に合わないはずはないのです。そこで今回は、ゼリーフライはお酒に合うかを検証し、さらにおつまみに最適化したアレンジを施す取り組みをご覧いただきたいと思います!
基本のゼリーフライの作り方
材料
- おから 340g
- じゃがいも 300g
- 小麦粉 40g
- 卵 1個
- にんじん 1/2本
- たまねぎ 1/2個
- 牛乳 大さじ2
- 塩・胡椒 少々
- 油 適量
- ウスターソース 適量
- 中濃ソース 適量
基本のゼリーフライの作り方
1.じゃがいもを蒸かします。蒸した方がおいしいという説を信じてそうしましたが、茹でても、電子レンジでチンしてもよいと思います。100均で購入した蒸し器を使って、柔らかくなるまで蒸します。大きめのじゃがいもを使用したので30分ほどかかりました。
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2.おからをよくこねます。空気を抜くのが目的です。おからは編集部近くのお豆腐屋さんで入手。1kg近く入ったものが120円でした。
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3.にんじん、玉ねぎをみじん切りにして油で炒めます。元のレシピにはこの工程はないのですが、この方が野菜の甘みが出るかなと。玉ねぎが透きとおってしんなりしたらOKです。
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4.蒸しあがったじゃがいもの皮を剥き、よくつぶします。100均で買ったマッシャーが大活躍しました。
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5.じゃがいもに、おから、にんじん&玉ねぎ、小麦粉、卵、牛乳、塩・胡椒を加えて、さらによく混ぜます。なめらかになるまで混ぜるのが美味しさの秘訣ではと踏んでいます。
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6.ゼリーフライの語源である「小判型」に成型。空気が入らないよう注意します。
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7.サラダ油を160℃に熱し、表面が色づくまで揚げます。揚げる温度も時間も、さほど神経質にならなくても大丈夫。カラッと色よく揚がったらOKです。
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8.ウスターソース6:中濃ソース4の割合で混ぜたソースにさっとくぐらせます。
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9.できあがり!
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いかにもビールが合いそうですよね! でもせっかく低糖質のおから入りなので、糖質オフのハイボールで。
…うまい、うますぎる!(行田ギャグです)
言ってしまえば衣のないコロッケみたいなものなのですが、衣がない分、じゃがいもとおからの旨味が強く感じられます。ウスター優勢の少しスパイシーなブレンドソースに、なめらかでほんのり甘みのある本体がベストマッチ。そこにすかさずハイボール。最高です。自画自賛で恐縮ですが、正直、地元の名店よりもおいしいのができてしまったかもしれません。
この定番スタイルのゼリーフライも十分おいしいのですが、おつまみとしてさらに高みを目指すべく、アレンジ開始です!
ゼリーフライのおつまみアレンジに挑戦!
ゼリーフライおつまみアレンジ①カレー味
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ゼリーフライおつまみアレンジ②枝豆チーズ
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ゼリーフライおつまみアレンジ③オイルサーディンとドライトマト
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編集部のみんなにも食べてもらいました。
「揚げたてはもちろんおいしいけど、冷めてもおいしい」
「初めてだけどなぜか懐かしい味」
「コロッケに似てるけど、半分おからだし衣がないのでヘルシーでウレシー」
「カレーの辛みとソース味がよく合う」
「私は枝豆チーズが好き」
「どんどん飲める!」
などの声が寄せられました。
アレンジも自在なゼリーフライ飲み、皆様もいかがでしょうか?
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