自宅のハイボールが5倍美味しくなる作り方

自宅のハイボールがグンと美味しくなる作り方のコツをプロのバーテンダーであり、ウイスキー文化研究所で「マスターオブウイスキー」として講師も勤められている、鈴木勝二さんにハイボールを美味しく作るコツを教えていただきました。

ライター:nonnon
メインビジュアル:自宅のハイボールが5倍美味しくなる作り方
今や「とりあえずハイボール」というほど定番のお酒となったハイボール。自宅で作る人も多いと思いますが、とりあえず、炭酸とウイスキーを混ぜればいんじゃない?と思っていませんか? 実は同じウイスキーを使っても作り方ひとつで本格的な味わいになります。その違いはどこにあるのか? 埼玉県草加市のバー「Scotch Bar John O’Groats(ジョン オグローツ)」のオーナーバーテンダーであり、ウイスキー文化研究所で「マスターオブウイスキー」として講師も勤められている、鈴木勝二さんにハイボールを美味しく作るコツをうかがいました。

おいしいハイボールの作り方①|ハイボールに合うウイスキーは?

ウイスキーボトル
ロック、水割り、ハイボールなどウイスキーの特徴によって飲み方を変えるのがツウといわれますが、ハイボールに最適な銘柄はあるのでしょうか?

「比較的どんなウイスキーでも大丈夫ですが、おすすめは個性が強いもの。ソーダを加えることでより香りや味の個性が際立ちます。スモーキーさが好きならラフロイグなどもおいしくいただけます。ハイボールは簡単そうに見えてとても難しいカクテル。ごまかしが効かないので作るときには気合が入ります」

今回は普段お店で作っている手順をベースに教えていただきました。ウイスキーは家飲みに使いやすい手ごろな価格の、IWハーパーを使いました。

おいしいハイボールの作り方②|まずはグラスを冷やす!

グラス
「グラスに氷と水を入れて軽くステアし、グラスが冷えたらその氷と溶けて出た水分は捨てます。グラスが冷えたら再び氷を入れますが、ポイントは大きさの揃ったものを使うこと。大小バラバラだと小さいものはすぐに溶けてしまい味が変わってしまいます。理想はブロックの氷を割って使うこと。難しい場合にはできるだけ大きめの氷を作るようにしてください」

コンビニなどで買う氷も注意が必要だそう。大きさが不揃いなので、使うときには同じ大きさのものを選ぶのがいいそうです。

おいしいハイボールの作り方③|ウイスキーはお好みで、ポイントはソーダの注ぎ方

注ぐ
「ウイスキーはワンショット(シングル30ml)を入れますが、自宅で作るならお好みで。ポイントはソーダの注ぎ方。氷に当てないように注ぐことが大切です。氷に当たってしまうとそこから溶けて味が薄まってしまいます。グラスの縁に沿って静かにゆっくりと注いで。炭酸は強めのほうが引き締まっておいしいと思います」

氷に当てないように注ぐというのが意外に難しそうですが、大事なポイントなのでここは丁寧に。

おいしいハイボールの作り方④|ステアは最後に一回だけ

ステア
「炭酸を注いだ時点でほとんど混ざっているので、最後に軽くワンステアするだけで十分です。かき混ぜるというより。マドラーを沈めて静かに掬い上げるよう感じです。ラフロイグなど香りを楽しみたいお酒でつくる時には、最後に原液を少し垂らすのもおすすめです。グラスに口を近づけたとき、最初に香りが楽しめておいしく飲めますよ」

混ぜすぎると炭酸が抜けてしまうので要注意。ちなみに水割りでもステアの回数に決まりはなく、香りが立ってきたら、そこが飲み頃だそうです。

さあ、今夜の家飲みからぜひお試しください!

 

この方にお聞きしました

鈴木勝二(すずき しょうじ)さん

ウイスキー文化研究所認定ウイスキーコニサー資格「マスターオブウイスキー」認定。埼玉県草加市にある「Scotch Bar John O’Groats」 (ジョン オグローツ)オーナーバーテンダー。“気がついたら好きになっていた”というウイスキーは、店内に常時1000本以上を揃えている。現在はバーテンダーとして活躍するかたわら、ウイスキー検定対策講座講師、ウイスキー専門誌『ウイスキーガロア』のテイスターを務めている。

鈴木勝二(すずき しょうじ)さん
※記事の情報は2018年10月9日時点のものです。

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