ソーダ割り専用のレモンサワーを飲み比べてみた《イエノミゆるゆる試飲会⑦》
家飲みでも外飲みでも人気が定着しつつあるレモンサワー。最近では、炭酸で割るだけでできるレモンサワーの素が続々新発売。今回はこの「ソーダ割り専用」に絞って、飲み比べてみました。
<編集部員紹介>
好きなお酒:ギネスビール一択!
好きなお酒:日本酒(特に燗酒だといくらでもイケる)
好きなお酒:やっぱりビールがいちばん!
好きなお酒:アルコールが入っていればなんでもウェルカム
今回飲み比べるのはこの5商品
・清洲桜醸造|檸檬酒
・サントリースピリッツ|こだわり酒場のレモンサワーの素
・大関|わが家のレモンサワーの素
・中野BC|富士白 レモンチュウハイの素
・小正醸造|小鶴
<飲み比べ条件>
①ソーダは「強炭酸水」を使用
②1杯200mLとし、メーカーがおすすめする比率で正確に割る
③正確に味を比べるため、今回はあえて氷は入れずに飲む
清洲桜醸造|檸檬酒
容量:600mL
価格:680円(税込 ※参考価格)
作り方:素1に、炭酸2で割る(アルコール度数:8.3%)
1杯(200mL)当たり=101.4円(炭酸代を含む)
S:これ、酸っぱくてうまいね。
E:ほんと酸っぱ! ポッカレモンを入れたみたい。
Y:人工甘味料的な感じがしなくて良い。ただちょっと素っ気ない気もするかな。
A:素1、炭酸2で割ると、だいたいアルコール度数8%なんですけど、あんまりアルコールが強いって感じもしませんね。
Y:甘くないからいっぱい飲めるし、食中酒としても良い気がする。
A:そうですね。単独で飲むと少し酸っぱすぎる気もしますが、唐揚げなんかの揚げものと一緒だとさっぱり美味しく飲めそうです。
サントリースピリッツ|こだわり酒場のレモンサワーの素
容量:500mL
価格:702円(税込み)
作り方:素1に、炭酸3で割る(アルコール度数:6.25%)
1杯(200mL)当たり=100.2円(炭酸代を含む)
Y:これは微かにアルコールっぽい感じがする。
S:うん、酒っぽい。それに、ほんのり甘味もあるね。缶チューハイの味に近いかも。
A:やっぱり少し甘味があると美味しく感じます。
E:そうですね、マイルド。そしてどちらかというと大衆的な味かな。
Y:味のバランスは良いと思う。甘すぎず、酸っぱすぎず。
E:「果実まるごと仕込」って書いてあるから、少し皮の苦味もあるかなと思いきや、そんなにないですね。
S:食事との相性を考えたら、個人的にはもう少し酸味があるほうが好みかな。
大関|わが家のレモンサワーの素
容量:900mL
価格:1080円(税込)
作り方:素1に、炭酸3で割る(アルコール度数:6.25%)
1杯(200mL)当たり=90円(炭酸代を含む)
E:シチリア産レモンを使っているせいか、他にはない洒落た香りがします。
A:たしかに香りが良くて、ちょっとリッチ感がありますね。
Y:うん。レモンの輪切りは入れていないのに、まるで入っているかのような爽やかなレモンの香りがする。これ結構好きかも。
S:ベースは米焼酎なんだ。だから口当たりもまろやかなのか。柔らかくて深みがある。ベースに何を使っているのかも結構重要なんだね。
E:甘み、酸味、香り、全部を含めたバランスがすごく良いですよね。
Y:飲み飽きしないしコスパも良いから、個人的に毎日飲むとしたらこれを選ぶかも。
中野BC|富士白 レモンチュウハイの素
容量:600mL
価格:1620円(税込)
作り方:素1に、炭酸5で割る(アルコール度数:4.16%)
1杯(200mL)当たり=122円(炭酸代を含む)
E:まずこのボトルのデザインがちょっとレトロで素敵~。いかにも美味しそう。飲む前から期待値が上がります。
Y:味は結構甘いな。駄菓子っぽい懐かしい感じの甘さ。
A:和歌山で長年愛されていた「富士白レモンチュウハイ」の復刻版らしいです。
Y:なるほど、だからか。懐かしんで味わうようなものなんだね。
E:甘いけれど、人工的な甘さではないから嫌な感じはしない。レモネードみたいで私は好きです。
S:かなり酸っぱい清洲桜醸造「檸檬酒」と対局にあるけれど、これはこれで良い。お湯で割って温かくして飲んでも美味しいと思う。
A:味がしっかりあるので、炭酸が抜けても美味しく飲み続けられそうですね。ただ1杯当たりのコストがちょっと高めなのが気になります。
小正醸造|小鶴
容量:600mL
価格:1296円(税込)
作り方:素1に、炭酸4で割る(アルコール度数:5%)
1杯(200mL)当たり=118.4円(炭酸代を含む)
A:今回はレモンサワーの飲み比べですが、この商品には柚子も入っています。麦焼酎がベースです。
S:これ、ウマいよ! お店のカクテルみたいで、完成している感がある。
Y:あー、私的にはちょっとこの強い香りが気になるな。
E:私もちょっと苦手なタイプかも。柚子を入れているからなんでしょうね。ここが好みの別れるところですよね。
S:口に入れた瞬間と最後に柚子の香りがくるよね。ボディの酸っぱさはレモンなんだけど。僕は旨いと思うけどな。
A:ボトルのデザインも雰囲気があって良いですね。
飲み比べてみて、分かったこと。
清洲桜醸造の「檸檬酒」の酸っぱさは別格でしたが、美味しさのレベルはどれも高かったです。それぞれに個性の違いはあって、今回の飲み比べで編集部内でも意見が分かれたように、それを良しとするか悪しとするかは飲む人の好みだと思います。あと飲むシチュエーションや合わせる料理によっても、その時々で美味しいと思うものは変わってくるのかもしれません。
なにより、こんなお店で飲むようなフレッシュで本格的なレモンサワーが炭酸で割るだけで手軽にできるなんて、家飲み派にとってはつくづく良い時代になったな~と思いました。皆さまも気になる商品がありましたら、まずは手に取って飲んでみてください。
※記事内の商品価格は、定価です。
※記事の情報は2019年3月28日時点のものです。
- 1現在のページ