お茶割り好き必見! 前割り焼酎の新スタイル「お茶出し焼酎」

焼酎でお茶のエキスを出す「お茶出し焼酎」という新しいスタイルの「お茶割り」を試してみました。

ライター:nonnon
メインビジュアル:お茶割り好き必見! 前割り焼酎の新スタイル「お茶出し焼酎」

ティーバッグで作れば手間なし! お茶出し焼酎

いいちことお茶
焼酎は「いいちこ」。茶葉は家にあるもの以外は無印良品のティーバッグを購入
焼酎を緑茶やほうじ茶で割る「お茶割り」ではなく、氷を少し入れて水分を加えた焼酎にお茶の葉を入れる「お茶出し焼酎」(勝手に命名) 。先日、「スーパーマーケット・トレードショー」 の取材にうかがった際、「いいちこ」でおなじみの三和酒類さんのブースで提供されており、いつか自宅でやってみようと思っていたのでした。

「スーパーマーケット・トレードショー」では、焼酎に茶葉(リーフティー)を入れていましたが、今回はより手軽にできるティーバッグでチャレンジ。水出し用ではありませんが、しっかりお茶の味が出たので問題ないと思います。

作り方は、焼酎300mlに氷3~4個を入れ、そこにティーバッグを入れるだけ。お茶の種類によって味が出てくる時間が異なりますが、おおむね10時間くらい茶葉を入れておけば大丈夫です。ほうじ茶は味が強いので、漬け込み時間が長いと濃くなり過ぎるかも。様子を見ながら、お好みで調整してみてください。

まずは王道の「緑茶」のお茶出し焼酎

緑茶割り
手羽からあげをつまみに「緑茶」のお茶出し焼酎
まずは、緑茶。夜に漬けて朝見たらかなり色も味も出たので、茶葉は取り出してさらに夜までなじませてから飲みました。ストレートで一口飲んだ感想は…「ほぼ緑茶」。もちろんアルコールは感じられますが、まろやかで何より風味がいい! 水割りにすると、お茶の風味がさらに際立ちました。 お茶と焼酎を混ぜて作る通常のお茶割りとの違いは、 「香りがいい」「渋みがない」。いい緑茶を使っているような高級感さえ感じられました。

香ばしさがたまらない「ほうじ茶」のお茶出し焼酎

ほうじ茶割り
香ばしく飲みやすい「ほうじ茶」のお茶出し焼酎。定番のポテサラと合わせて
美味しいだろうな…と予想はしていましたが、思った以上! こちらも水割りでいただきました。甘味と香ばしさがあり、特に甘味はかなりしっかり感じました。こちらも一晩で十分にお茶の成分が出ていたので、朝にティーバッグを取り出しておきました。味わいがしっかりしているのでおつまみがなくても飲めそうです。飲みやすくてスイスイ飲んでしまうので飲み過ぎに注意かなと思います。

香りよりも苦みが強かった「ジャスミン茶」のお茶出し焼酎

ジャスミン茶割り
「ジャスミン茶」のお茶出し焼酎は柿の種で
個人的に好きな「ジャスミン茶」を使ってみました。一晩では色が薄めだったので、さらに夜まで漬けて24時間以上経過してからティーバッグを取り出しました。しかし、これが失敗だったのか、ジャスミンの香りよりも「渋み」が前面に。色は薄くても成分は出ていた可能性もあるので、一晩で十分だったかもしれません。ジャスミンの香り高さを期待していたので、その点では残念でした。ただ、ジャスミン茶特有の口の中がさっぱりする感じはお酒入りでも同じで、油ものとの相性はよさそう。ぜひ、もう一度作って香りを感じられるか試してみたいです。

やさしい味わい「コーン茶」のお茶出し焼酎

コーン茶割り
韓国料理によく合う…ということで「コーン茶」のお茶出し焼酎はキムチと
今回一番気に入ったのが「コーン茶」。茶葉そのものが風味もよく優しい味わいなのですが、焼酎となじむとさらにその魅力が引き出される感じがしました。一晩では色も香りも今ひとつだったので、こちらは2日間ティーバッグを入れておきました。2日目には黄色っぽさも出てきてコーンの香りが感じられたので、まずはロックで。味が強くないせいかロックでもイケます! コーン茶と焼酎を混ぜた通常のお茶割りより、 コーン茶の甘さ、香ばしさが引き立っている気がしました。
 
ボトルで作れば冷蔵庫保存も場所をとらずに便利
ボトルで作れば冷蔵庫保存も場所をとらずに便利
焼酎に茶葉を漬けこむという新しいスタイルの「お茶出し焼酎」。焼酎そのものにお茶の風味や味わいが移るので、焼酎の味もグレードアップします。前割りのようになじませて飲むのでカドが取れて、まるく甘味が増しておすすめ。次回はウーロン茶や紅茶でも試してみたいと思います!

※記事の情報は2019年5月26日時点のものです。
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