黒霧島だけじゃない! 霧島酒造の本格芋焼酎、黒・白・赤・茜・黒EXを飲み比べ!
霧島酒造の芋焼酎、人気ですよね。霧島ブランドには、「黒」「白」「赤」「茜」などいろんな兄弟がいます。これらはいったいどう違うの? 編集部の焼酎好きを招集して各種飲み比べてみました。家に常備するならどの霧島にする?
霧島五種類飲み比べ開催!
製品の中でも「黒霧(くろきり)」の愛称で親しまれる「黒霧島」は、2000年代初頭の芋焼酎ブームを牽引し、国民的な人気酒になりました。今でも今日は焼酎飲むか、という時、酒屋さんでついつい黒霧を手に取ってしまう方も多いのではないでしょうか。
霧島酒造の芋焼酎には、人気の「黒霧島」以外にも「〇✕霧島」という兄弟のようなお酒が色々あります。ついつい、いつものクセで「黒」を買ってしまいがちですが、本当のところ他の霧島ってどんな味なの? というわけで霧島シリーズのうち、手軽に町の酒屋さんで手に入る銘柄を飲み比べてみることに。
黒霧島はいつもの安心の味わい
霧島酒造創業当時に蔵出しされていた芋焼酎を、最新の設備で再現したものだそうで、いわば、霧島酒造の芋焼酎の原点ともいえるお酒です。原料のサツマイモは、九州を代表する品種、黄金千貫。仕込みに使う麹は、焼酎造りにはポピュラーな黒麹を使用しています。
まずはこの黒霧島をあらためて飲んでみましょう。飲み方はご自由に、ストレートでもロックでも水割りでも。さ、召し上がれ。
編集部員からは「もう、芋焼酎はこれでいいよ、これだけで充分!」という声もありましたが、まぁまぁ、そう言わずに……
黒の次は白。白霧島を頂きましょう。
白霧島はガツンと来る !
みんなの感想
「くわっ、ガツンと来る」
「これは、男っぽいねぇ」
「シャープな味、トガッてる」
「飲みごたえが堪らん!」
「辛い!刺激的」
「なんか、ちょっとウィスキーっぽくない?」
「あ! これ、ジンだ!」
編集部のコメントの中に「ジンに似ている」というのがありますが、詳しく聞いてみると、彼の脳裏に飛来したイメージとは「ジュネバ」という伝統的製法で作るタイプのジンだったとの事。本格焼酎と同じく、単式蒸留機(ポットスチル)で蒸留するので原料の風味がよく残る製法だそうです。たまたま編集部のスタジオにBOLSというメーカーのジュネバが転がっていたので、飲んでみると、確かにニュアンスがとっても似ています。原料も全然違うのに、面白い!
さて、白の次は赤。赤霧島を飲んでみましょう。
赤霧島は繊細な味わい
さらにこの紫優というサツマイモは、でんぷん量が多く、香りも華やかなのだとか。メーカーHPによるとキャッチフレーズは「みやびに するっと」ですが……。ではさっそく味わってみましょう。
みんなの感想
「あー、上品。いつまでも飲んでいられる」
「なんだか、乳酸っぽさがあるよ」
「フローラルなお酒、かな」
「甘みもあるし、酸味もある」
「とっても軽やかだね」
「これは繊細なお酒!」
「すごくおいしいけど、合わせる食事は結構迷うよね」
発売当初は限定販売だったので品薄感がありましたが、現在では普通に手に入るようになりましたね。うれしい限りです。
さて、黒、白、赤と来て、次はちょっとだけ高価格帯の茜霧島です。
茜霧島は もはや芋焼酎ではない?
みんなの感想
「香りがすごいね!」
「これは、芋感ゼロ!」
「ソーダで割ると香りが立つね」
「いや、これはロックが良い!」
「バーのカウンターでオシャレにすするお酒!」
「なんか、切ない味…グッと来るわ」
華やかな香りで、繊細な甘みと酸味があります。さらに、トロピカルな雰囲気も感じますね。食事と合わせるというより、チョコやナッツ、ドライフルーツなんかをちょっとつまみながら、ゆったり飲みたいです。
さて、最後に飲んでみるのは、黒霧島のパワーアップ版、黒霧島EXです。
黒霧島EX はぐいぐい来る!
みんなの感想
「これ、旨味がすごいね」
「リッチで太い味わい」
「ずんずん迫ってくる感じ」
「コクがあって、しかもなめらか」
「押しが強い!ぐいぐい来る感じ」
「これは芋焼酎界の黒船だ(?)」
黒・白・赤・茜・黒EX、どれにする?
それにしても、と思うのは、黒霧島の優等生っぷりですね。万人に愛されるバランスの良さ、優しい口当たり、後切れがよく飲み飽きない…。本当によくできた和酒だと思います。その上で……
●より繊細でキレイな焼酎が飲みたい!
定番「黒霧島」の、飲みやすさや甘さ、香りの良さが好きな方は、繊細な赤霧島や華やかな茜霧島を試してみると良いかもしれません。従来の芋焼酎のイメージから遠く離れて繊細、華やか、トロピカルな世界を味わえますよ。
●より飲みごたえを追求したい!
黒霧島のキリっと感や酸味が気に入っている方なら、ガツっと来る白霧島が試してみる価値アリ、かも。芋焼酎の原点に回帰しながらも泥臭くなく、洗練された味わいです。
●よりリッチなものが飲みたい!
黒霧島EXは、黒霧島からのちょっと贅沢な乗り換え先として検討する価値があるのでは? と思います。
さぁて、あなたはどの霧島にする? これから焼酎ロックやソーダ割がぴったりくる季節です。お気に入りの一本を見つけて、ぜひ、おいしい霧島ライフをお楽しみください。
※記事の情報は2020年3月26日時点のものです
◆新しい芋焼酎選び。芋の品種から選ぶ!
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みんなの感想
「うーむ、久々に飲んだけどやっぱり美味しいね」
「水で割ると甘みが倍増する感じ」
「やっぱり、いい香り」
「実家(福岡)ではこればっか飲んでた。今でも家で飲んでます」
「奥のほうに、焦がした麦のような香ばしい香りがあるね。おいしい」
「炭酸で割ると甘みに加えて酸味が立ってウマい」