フィリピンで流行中のレシピ「ビコールエクスプレス」で家飲みしてみた
いまフィリピン国内で大流行中という家庭料理「ビコールエクスプレス」を日本で再現して家飲みしてみました。
ピリ辛ココナッツミルク味の絶品豚肉料理
フィリピン在住のライターTさんによると、かの地では海外渡航が少しずつ解禁されて、観光地として息を吹き返しつつあり、現地の人々はひと足早くノーマスクで街に繰り出して生活を楽しんでいるそうです。
そんなフィリピンでいま大流行中の家庭料理がある、とTさんが教えてくれました。その名も「ビコールエクスプレス」。ルソン島の南に細長く続くビコール半島とその周辺の島々に伝わる伝統料理をマニラのシェフが改良したものだそうで、まろやかなココナッツミルクに青唐辛子のさわやかな辛さが加わって、クセになる美味しさだとか。聞いただけでもビールに合いそう。これは作ってみずにはいられません。Tさんに作り方を教わって、再現して家飲みしてみました。
これが材料。これ以外には、ココナッツミルク、アンチョビ。それで全部です。シンプルそのものです。
材料
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豚肩ロースブロック
300g
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ししとう
6本
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青唐辛子
1本
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鷹の爪
2本
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玉ねぎ(中サイズ)
1/2個
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にんにく
1片
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しょうが
1片
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ココナッツミルク
1缶
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アンチョビ
大さじ1
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塩・コショウ
少々
作り方は簡単すぎるのにやたらと美味
青唐辛子も斜め切り。こちらは辛いので2ミリ幅くらいにスライス。
これで準備が整いました。ここまで来たらほぼ終わったようなものです。簡単ですぐできるのがこの料理のすごいところで、「エクスプレス」の名に恥じません。
豚肉、玉ねぎを鍋に入れます。この段階でサラダ油を引いて、玉ねぎが色づくくらい炒めると風味が増すけれど、その段階は省いて、いきなり煮ても美味しくできます。
ココナッツミルクを1缶入れます。こいつが全体の味をまとめ上げてしまう、魔法の1缶です。
沸騰したらフタをして、さらに中火で、時々かきまぜながら15分。
ししとう、青唐辛子、鷹の爪、アンチョビを入れて、かき混ぜます。フタをせずに、中弱火で10分煮ます。
ココナッツミルクにとろみがついてきたら、塩とコショウで味を整えます。アンチョビにも塩分があるので、塩は味見をしながら入れます。
完成! 申し訳ないくらい簡単にできます。甘いココナッツの香り、しょうがのさわやかさ、青唐辛子の効いたピリ辛でまろやかな味わいはまさに南国。そのままビールのつまみとしたら、これだけでいつまでも飲めそうでした。ご飯にかけて食事にするのもアリ。リピート間違いなしの家庭料理です。ぜひお試しください。
※記事の情報は2022年8月25日時点のものです。