巷で噂の「麻薬卵」でおつまみアレンジ3品&残った激うまタレでさらに5品!

一度食べたらやみつきになるとネットで話題の「麻薬卵」。茹でた卵を醤油味のタレに漬け込んだ韓国料理で、あまりの美味しさに箸が止まらなくなることからこの名前がついたそう。今回はこの麻薬卵を、残ったタレまで余すことなく活用し、おつまみアレンジを楽しんでみました!

ライター:泡☆盛子泡☆盛子
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過激なネーミングに一瞬ギョッとさせられる「麻薬卵」。SNSやテレビ番組などで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

麻薬卵とは、韓国の「カンジャンケラン(カンジャンゲラン)」と呼ばれる料理で、カンジャン=醤油、ケラン(ゲラン)=卵という名の通り、茹でた卵を醤油味のタレに漬けたもの。

美味しさのあまり麻薬のようにやみつきになるため、この名がついたと言われています。

そんなに魅力があるならぜひ合法的ジャンキーになってみたい! 

ネット上だけでもさまざまなレシピが紹介されていますが、いくつかを参考にしたミクスチャーなレシピで麻薬卵を作ってみました。

麻薬卵のレシピ

【材料】
・卵…10個 ※茹でる直前まで冷蔵庫に入れておく。
・酢…少々
・氷水…たっぷり

・醤油…200ml
・水…200ml
・砂糖…大さじ4
・白ごま…大さじ3
・唐辛子の輪切り(種は除く)…1.5本分
・玉ネギみじん切り…小1個分
・白ネギみじん切り…1本分
・ニンニクみじん切り…3片分
・(お好みで)ショウガみじん切り…1〜2片分

◆ポイント◆
・水と醤油は同量。
・玉ネギや白ネギは辛みが強ければ水にさらしておく。
・辛いもの好きなら唐辛子は種ごと入れてください。
・ショウガなしのレシピが多いのですが、私の好みで追加しました。なくても大丈夫です。
・あらかじめ漬けダレを用意しておくと作業がスムーズです。

【作り方】
① ▼以下の材料をボウルなどでよく混ぜ合わせておく。
漬けダレを用意
② 沸騰したお湯に酢を加え、卵を好みの加減に茹でる。今回は8分茹でました。
③ 氷水を入れたボウルに茹で上がった卵を入れ、急冷する。粗熱が取れたら殻を剥き、水分をしっかり拭ったら①のタレに漬ける。
④ 冷蔵庫でひと晩寝かせる。私は大きめの密封袋を使用しました。
ゆで卵をタレを入れた密閉袋に入れる
出来上がったのはこちら!
出来上がり
おお、見るからにうまいやつです!

醤油を同量の水で割ってあるため程よいしょっぱさで、刻んだ香味野菜のショリショリ食感やごまの香ばしさ、唐辛子の辛味がいいアクセントになっています。

白身の表面だけにタレの味がしみていて、ねっとりとした黄身はそのままの味わいというバランスも絶妙です。

お好みに合わせて調味料の配合や漬け時間を調整し、理想の麻薬卵を作ってみてくださいね。

このままでも立派なおつまみとして成り立つ麻薬卵ですが、簡単なアレンジもご紹介させてください。

麻薬卵おつまみお品書き

  • 麻薬卵のポテサラ
  • 麻薬卵のたまごサンド
  • 麻薬卵とカリカリお揚げの和え物

麻薬卵おつまみ①|麻薬卵のポテサラ

麻薬卵のポテサラ
<材料>
・麻薬卵
・ポテトサラダ(市販でも自作でも)

<作り方>
① ポテトサラダを皿に盛り、半割りにした麻薬卵を乗せ、タレを適量かける。

今ドキなバルなどで見かける半熟卵を乗せた立体的なポテサラを、麻薬卵で再現してみました。ポテサラはコンビニのパック惣菜を使ったので、あっという間に完成です。

麻薬卵をざくざくと割って、よく混ぜて食べるのがおすすめ。シンプルな味付けのポテサラにちょいピリ辛なタレがミックスされて大人な味わいに。

サワー、ビール、紹興酒の炭酸割りなどのシュワシュワ系から、ワインや焼酎まで広く合わせやすい一品になりました。

麻薬卵おつまみ②|麻薬卵のたまごサンド

麻薬卵のたまごサンド
<材料>
・麻薬卵
・マヨネーズ
・お好みのパン

<作り方>
① 麻薬卵のタレを軽く拭き取り、粗めに刻んでマヨネーズと混ぜる。
② パンにはさむ。

こちらも大人のたまごサンドをイメージ。卵にしっかりと味がついているため、マヨネーズと和えてサンドするだけです。和・洋・中混在の面白いサンドイッチができました。

写真用にたっぷりとはさんでいますがこの配合だとフィリングが多く、ややしょっぱめですのでご留意を。

カリッと焼いた薄めのトーストでカナッペ風にするとよりつまみやすくなりそう。

私はビールを合わせましたが、ウイスキーがあれば濃いめの水割りかハイボールにしたかったですね〜。

麻薬卵おつまみ③|麻薬卵とカリカリお揚げの和え物

麻薬卵とカリカリお揚げの和え物
<材料>
・麻薬卵
・お揚げ(薄揚げ)
・カイワレ、パクチーなどお好みの生野菜

<作り方>
① お揚げは短冊切りにしてトースターなどで香ばしくなるまで焼いておく。
② 麻薬卵は細かく刻む。
③ 生野菜と①、②を器に盛り、ざっくりと混ぜてから味わう。

カリカリのお揚げとプリッとした白身、ねっとりとした黄身、シャキシャキの生野菜とさまざまな食感を楽しめる小鉢ものです。

生野菜は歯ごたえがよくて少しクセがあるものが合うように思います(写真では、カイワレ、パクチー、ゴーヤ、大根を使用)。

ひや、ぬる燗あたりと合わせてちまちまつまむのにいかがでしょうか。

***

麻薬卵自体もさることながら、漬け込むのに使ったタレもまた旨いのはご想像の通り。

せっかくなのでこのタレも余さず使おうと、おつまみレシピを考えてみました。

例によって市販品を駆使して簡単にできるものばかりです。

麻薬卵の残ったタレおつまみお品書き

  • 麻薬枝豆
  • 麻薬卵タレで南蛮漬け風
  • 麻薬卵タレのキャベツナサラダ
  • 麻薬卵タレの香味冷奴
  • 麻薬卵タレの和え麺

麻薬卵の残ったタレおつまみ①|麻薬枝豆

麻薬枝豆
<材料>
・麻薬卵のタレ
・冷凍枝豆

<作り方>
① 冷凍枝豆を電子レンジで温める。
② 熱いうちに麻薬卵のタレに漬け込み、1時間以上おく。

熱いうちに漬けて殻に味をしみ込ませるのがポイントです。手を使うと指先がベタベタになるので、箸でつまんでさやをチュッと吸うようにして食べましょう。

スターターとして一杯目のお酒に添えれば、いい感じに食欲を刺激して晩酌タイムが充実すること請け合いです。

よりコクのある味にしたい場合は、漬け込んだものをフライパンで焼くのもおすすめ。

麻薬卵の残ったタレおつまみ②|麻薬卵タレで南蛮漬け風

麻薬卵タレで南蛮漬け風
<材料>
・麻薬卵のタレ(お好みで酢適量を加える)
・市販の焼き魚(サバ、アジ、サケなど)

<作り方>
① 焼き魚(写真は小アジ)を魚焼きグリルなどで温め、熱いうちに麻薬卵のタレをかける。
② あれば、カイワレやネギなどの薬味を添える。

麻薬卵のタレには酸味がないので、お好みの量の酢を加えてください(もちろん、なくてもOK!)。余力があれば、スライス玉ネギやニンジンをレンチンしたものを合わせるとなお素敵ですね。タレに入っている刻み薬味が「ちゃんと料理した感」を演出してくれるのが嬉しいところです。日本酒、焼酎、白ワインあたりと一緒にぜひ。

麻薬卵の残ったタレおつまみ③|麻薬卵タレのキャベツナサラダ

麻薬卵タレのキャベツナサラダ
<材料>
・麻薬卵のタレ
・千切りキャベツ
・ツナ缶(油を切っておく)

<作り方>
① 全ての材料をよく混ぜる。袋入りの千切りキャベツを買ってきた場合(私はそうしました)、その袋の中で完結できるので便利です。

千切りキャベツを和風ドレッシングで食べるのにハマっておりまして、そのアレンジを思いつきました。ツナ缶はあってもなくても大丈夫です。使う場合は油をしっかり目に切っておく方がいいでしょう。さっぱりとしていて、それなのに謎に味の奥行きがあるのは麻薬卵のタレのおかげ。時間が経ってしんなりしたものもまた美味しうございました。

ヘルシー食材のキャベツを食べとけばなんとなく諸々大丈夫! という、酒飲みの心の支えにもなるおつまみです。

麻薬卵の残ったタレおつまみ④|麻薬卵タレの香味冷奴

麻薬卵タレの香味冷奴
<材料>
・麻薬卵のタレ
・豆腐
・(あれば)パクチー

<作り方>
・豆腐を皿に盛り、麻薬卵のタレとパクチーを乗せる。

香味野菜入りのタレに香味野菜を重ねた、お好きな人にもそうじゃない人にもそれぞれにたまらない(別の意味で)おつまみです。パクチーが苦手な方は青ネギや白髪ネギで代用してみてください。麻薬卵のタレのパンチのある味わいが豆腐のマイルドさで緩和されていいあんばいです。寒い日なら豆腐を温めるのもアリですね。濃いめのビールや、黒酢を垂らしたサワーなど、ちょいクセのあるお酒も受け止めてくれそうです。

麻薬卵の残ったタレおつまみ⑤|麻薬卵タレの和え麺

麻薬卵タレの和え麺
<材料>
・麻薬卵のタレ(ごま油を混ぜておく)
・塩昆布
・そうめん

<作り方>
① そうめんを茹で、流水でしっかりと揉んでぬめりを取り器に盛る。
② 塩昆布をちらしてごま油を加えた麻薬卵のタレをかけ、よく混ぜて食べる。

おつまみにも締めにもなる麺を、とやってみましたが、結果、しっかりおつまみでした。

麺が固まってしまわないようにごま油を加えたのが風味アップにもなり大成功。さらに塩昆布のコクまでプラスされちゃって、これは飲みたくなる味ですわ。もう1本ビールを開けましたわ。

***

本体はもちろん、残ったタレまで活用しまくれる麻薬卵、確かにやみつきになりそうです。材料を刻む手間以外はほぼかからない簡単さでこの味が作れるのはかなり重宝。

人気の理由がわかった気がします。

まとめて作る場合は、必ず冷蔵庫で保存して卵もタレも3、4日以内で食べ切るようにした方がいいようです。その点だけ注意して、楽しい合法ジャンキー飲みを楽しんでみてくださいね。

【おまけ】

後日、残った麻薬卵でこんなものも作ってみました。

①ニラと麻薬卵のおひたし
ニラと麻薬卵のおひたし
ニラをさっと茹でて食べやすい長さに切り、器に持って麻薬卵とタレをトッピング。

ニラのおひたしに醤油漬けにした卵黄をのせるおつまみが好きなので、それの豪華版にしてみました。

ひとクセあるニラの風味と麻薬卵の味がよく合います。 これごとご飯にのっけても美味しそう。

②麻薬卵の焼きそば
麻薬卵の焼きそば
豚肉と生きくらげ入り焼きそばを麻薬卵のタレだけで味付け。

仕上げに麻薬卵とパクチーをのせました。 タレの味がバチッと決まっているので、これだけで味付けできるのは楽でいいですね〜。

そうめんの時は絡めただけでしたが、一緒に炒めると味がグッと強くなってそれもよかったです。 ご参考になれば幸いです。

※記事の情報は2022年11月15日時点のものです。
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