【野菜おつまみ】野菜料理家・庄司いずみさんが伝授する絶品おつまみの極意28
ご自身がヴィーガンでもある野菜料理家の庄司いずみさんが伝授する「ベジつまみ」の極意とは? 野菜だけなのにお酒が進んで困るおつまみをご紹介します
庄司いずみ流「ベジつまみ」とは?
と、お伝えすると、「ヘルシーですね」と言っていただきますし、「お酒は飲まない」と思われることもあるのですが、とんでもない! お酒は大好きです。毎日のビールは絶対に欠かしませんし、日によってはワインを飲んだり、日本酒を飲んだり、その時々で楽しんでいます。それも、たいていは家飲みで! 昔は外で飲むことが多かったのですが、最近は、基本は家飲み。そのほうがのんびり、ゆっくり楽しめますし、おつまみも自分好みの野菜料理を用意できますしね。
というわけで……。野菜料理家の作るベジつまみをご紹介していこうと思います。
PROFILE
庄司いずみ/野菜料理家。野菜料理やヴィーガン料理のレシピ本などの著書は70冊以上。累計21万部を突破した『デトックス・ベジシリーズ(主婦の友社)』や、ロングセラー『やさいの常備菜シリーズ(世界文化社)』など、ヒット作多数。野菜料理やヴィーガン料理の教室を、主宰する『庄司いずみ ベジタブル・クッキング・スタジオ』で定期的に開催、人気を集める。オンラインサロン『庄司いずみ ベジタリアン・キュイジーヌ・サロン』では国内外のベジタリアンニュースの配信や、イベントなどを通し、野菜やヴィーガン料理の魅力を発信中!
野菜おつまみの極意①|野菜ストック+ちょい足しテクで家飲みが充実!
世は常備菜ブーム。きんぴらやひじきなどの常備菜を作っている人も多いと思いますが、今回おすすめするのは、常備菜までいかない、常備菜ほど手をかけない、まさに野菜のストック術です。
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野菜おつまみの極意②|大豆製品でボリュームアップ!
ピリ辛でビールによく合うし、日本酒や紹興酒にも。つまみとして食べてもいいし、ごはんにかけて麻婆丼仕立てにすると、お酒の締めにもいいのです。
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野菜おつまみの極意③!ベジディップがあればアレンジ無限大
「アレコレいろんなつまみを用意するのはめんどくさい」
たしかに。野菜料理は案外手がかかるので、チマチマとつまみをつくるのは確かにたいへん。でも大丈夫、そんな方にはベジディップをおすすめします。
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野菜つまみの極意④|ガッツリ系おつまみはベジミートで!
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野菜おつまみの極意⑤|ありあわせの野菜で作る豆腐ベジボール
唯一コツがあるとしたら、野菜を刻んだあと調味料を揉み込んだり、炒めて味をつけてから水切りした豆腐に混ぜること。野菜にしっかり味がついているだけで、がんもどきよりパンチの効いたおいしさになり、お酒のつまみとしての存在感が生まれます。
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野菜おつまみの極意⑥|インスタ映えもおまかせ!おもてなしレシピ
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野菜おつまみの極意⑦|半端に残った野菜しかなくても大丈夫!
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野菜おつまみの極意⑧|余った野菜はとにかくマリネに!
ちょっとボリュームのあるつまみがほしいというとき、おすすすめなのがフリットです。
衣を用意し、あり合わせのマリネにつけて揚げるだけ。マリネはいずれも酸っぱいのですが、酸味は加熱すると和らぎますから大丈夫! むしろ酸っぱさのおかげで、揚げものなのにさっぱり食べられるのがいいのです。
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野菜おつまみの極意⑨|火を使わず「ゴーヤチャンプルー」が完成!
この「切り干し大根」がみそです!
野菜と豆腐の組み合わせには、乾物は救世主。なぜならば、野菜も豆腐も水気の多い素材の組み合わせ。乾物に、その水分を吸ってもらいたい。切り干し大根は戻さずそのまま。洗っただけでザクザク切って、そのままゴーヤと合わせます。切り干しがなければ、カットわかめでもいいですよ。
後はこれを袋のうえから、モミモミするだけ。1分も揉めば十分です。
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野菜おつまみの極意⑩|野菜を麺に見立てたベジヌードルはシメにもおつまみにも!
麺のシコシコした食感がない分、歯ごたえを残したいので、ペペロンチーノのように炒めるレシピなら炒め時間はごく短く、サッとでOK。手早くできるのもいいところです。
本物のパスタや麺を使ったら、おつまみには「ちょっと重い」と感じる人も多いと思いますが、ベジヌードルなら食感も軽いし、もたれないからおつまみにもいいのです。写真のペペロンなら白ワインにピッタリ。
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野菜おつまみの極意⑪|野菜だけでもスパイスを効かせればパンチのあるおつまみに!
韓国料理のプルコギは肉を楽しむ料理ですが、肉の代わりに薄切りのエリンギ、そして歯ごたえが楽しいこんにゃくを使ってグーッと低脂肪、グーッとヘルシーに仕上げました。 とはいえ、コチュジャンたっぷり。韓国唐辛子も結構使うので、辛さは抜群!
ビールが進んで困るおいしさです。ぜひお試しくださいね。
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野菜おつまみの極意⑫|「万能ナムルのたれ」を常備せよ!
韓国風の料理を簡単につくるなら、おすすめはやはりナムル。 ねぎやにんにくなどの香味野菜と調味料を合わせたたれに、野菜を和えるだけ。いわば韓国風のおひたしですが、和風のおひたしと違って、お酒に合う! つまみにピッタリのスグレモノです。
大豆もやしやほうれん草、にんじんのナムルあたりが定番ですが、季節の野菜ならなんでも。あまった野菜でもナムルにすれば、おいしく食べられる、その懐の深さも素敵です。
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野菜おつまみの極意⑬|ストックの乾物を戻さず調理して手間いらず!
乾物というと地味な存在ですし、「戻すのがめんどうだから使わない」という声をよく聞きます。気持ちはわかります。
が! 実は乾物は戻さなくても使えるのです!
ひじきというと煮ものなどおとなしい料理ばかりを想像しますが、オリーブオイルとも意外や合います。戻さず使うから風味も強く、ワインにもよく合います。
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野菜おつまみの極意⑭|積極的に胃腸の調子を整えるならこれ!
また、長いもややまいもの粘り成分は胃粘膜にやさしい上、ジアスターゼという消化酵素を含むので、胃もたれしているときにおすすめです。
ネバネバつながりの野菜には、オクラもありますね。オクラのネバネバのもとはペクチンなどの成分。ペクチンには整腸作用があるから、お腹の調子が悪いときの味方です。
これら、胃腸をいたわるベジ素材を取り入れつつ、おつまみならば肝臓を守るたんぱく質もしっかりと。消化力の落ちているときには、肉や魚よりも豆腐などがいいですね。
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野菜おつまみの極意⑮|日本酒に合わせるなら和の常備菜がおすすめ!
買いものにも行けないという時などに助かるのが、常備もできる和のおつまみたちです。
常備菜の王道、南蛮漬け。
鰺や鮭など魚介類で作ることが多いですが、きのこを主役にした南蛮漬けは風味よし、コリコリした食感もいいですし、おつまみで食べ過ぎてもカロリーが気にならないのもいいですね。
きのこの種類はお好みでアレンジしてもいいですが、エリンギを使うと歯ごたえよし。ホタテに負けない存在感で日本酒にとってもよく合います。
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野菜おつまみの極意⑯|こんにゃくでカロリーオフ!
野菜おつまみの極意⑰|大根一本あればいい!
ふろふき大根やおでん、あるいは焼き魚に添える大根おろし。寒くなってくると大根の登場回数が増えますが、一本買うとあとがたいへん。使い切れずに残ってしまってさてどうしようということ、ないですか?
残ったら、おつまみにすればいいのです。
野菜おつまみの極意⑱|ピリリしょうがで代謝アップ!
しょうがに含まれるショウガオールは血管を拡張し、血行を促してくれるし、ジンゲロールは体を温め発汗を促進。さらにジンゲロンには体脂肪を減らしたり、中性脂肪を下げる働きもあるというから、食欲の秋を過ごしてピンチを迎えている方も、積極的に使いたい食材です。
また、しょうがを使った料理はパンチが効くから、おつまみ向きでもあります。
野菜おつまみの極意⑲|ベジおでんならアレンジ自在!
そんなときにおすすめしたいのが、煮ものだけはドーンと作り、それをベースにつまみを作っていく“変身つまみテクニック”です。
おいもの煮っころがしや根菜のお煮しめ、ポトフなどもいいですが、今回は簡単で応用のききやすいおでんでの変身ワザを紹介しましょう。
野菜おつまみの極意⑳|黒豆は肉なしハンバーグにもなる
ドライパックなら使い切りサイズですが、乾燥の豆を1袋使うと出来上がった水煮豆はかなり大量。これを家飲みつまみに活用しましょう!
野菜おつまみの極意㉑|にんじん一本あればいい!
日持ちがいい買い置き野菜の強い味方。ふだんから1本くらいはストックがありそうですが、おせちのなますやお煮しめのために用意したにんじんが、2~3本残ってはいませんか?
今日はそのにんじんで、ベジつまみを作りましょう!
野菜おつまみの極意㉒|大豆ミートレシピはおいしく簡単、ダイエットにもってこい!
大豆ミートを使ったレシピは連載のこの回でも、ベジ肉つまみとしてご紹介しましたが、本当に普通に見かけるようになってきましたね。見たことないという方はスーパーの乾物コーナーに行けば、たぶん発見できるはず。
何がダイエットにいいかというと、本物の肉に比べて、素材そのものが持つ脂質はグーッと少なめ。カロリーも控えめですが、たんぱく質はたっぷりだから、筋肉は保ち、メリハリのある体を作ってくれるお助け素材です。
野菜おつまみの極意㉓|肉なし豆腐ハンバーグのたねさえあれば!
肉のハンバーグに比べると味がやさしい分、どんな味つけでもドンと来い! ケチャップやソースをかければビールやハイボールにも。粒マスタードでワインに合わせたり、照り焼き風にすれば日本酒にも合う。その懐の深さが魅力です。
そして実は……。
豆腐ハンバーグのたねさえあれば、「これがお豆腐!?」とビックリするようなベジつまみにもなるのです。その七変化術を紹介しましょう。
野菜おつまみの極意㉔|買い置きしてある高野豆腐がおつまみに変身!
おつまみに高野豆腐なんて…、と思うかもしれませんが、高野豆腐は実は便利な素材。 植物性の良質なたんぱく質がたっぷり含まれ、ボリュームもある。肉や魚とは違い、豆腐製品だからイソフラボンなどの嬉しい成分が多いのもいいですね。
野菜おつまみの極意㉕|栄養たっぷりのブロッコリーはおつまみの主役になる!
ビタミンCは私たちにとって大事な栄養素、風邪などの予防にもいいですし、疲労回復に効果的。さらに! 美肌、美白にも必要な栄養です。
また、細胞の増殖を助ける葉酸も豊富に含まれます。葉酸は妊娠中に必要なことは知られていますが、肌細胞のターンオーバーにもかかせません。
紹介するレシピは量もたっぷり、ひと株だってペロリといけるおいしさだから、お酒を楽しみながら元気に、キレイになれますよ。
野菜おつまみの極意㉖|玉ねぎ1個あればいい!
栄養的にもすぐれています。
玉ねぎに含まれる硫化アリルは血液サラサラによく、血圧が高い方にもいいし、生活習慣病予防にいいのはよく知られているところ。血行促進で冷え性改善や代謝アップに。カリウムも多いからむくみも改善、豊富なオリゴ糖がお腹の調子を整える、などいいことたくさん。
野菜おつまみの極意㉗|基本は炒めるだけ! キャベツひと玉使い切りレシピ
春の柔らかなキャベツなら、塩もみするだけでもおいしいですが、サッと炒めただけでもおいしいものです。
野菜おつまみの極意㉘|味わいリッチなアボカドは栄養もたっぷり!
豊富な不飽和脂肪酸が、血液をサラサラにくれますし、ビタミンEや各種ビタミン、ミネラルが多く、美肌にも効果大。
味わいもとてもリッチ。森のバターと呼ばれるほどで、「野菜のつまみじゃ物足りない」という人にこそ、おすすめの素材です。
庄司いずみさんのロングインタビューがこちらで読めます【Aktio Note】
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