人気野菜「なす」が主役の絶品おつまみレシピ4品

【庄司いずみのベジつまみ㉙】好きな野菜の1つに挙げられることの多い「なす」。今回は、なすが1本あればすぐできる、お酒に合うおつまみレシピをご紹介。カリウムや抗酸化力などお酒好きに嬉しい栄養素もたっぷり摂れます。

ライター:庄司 いずみ庄司 いずみ
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栄養豊富な「なす」は油との相性抜群!

こんにちは! 野菜料理家の庄司いずみです。

「好きな野菜はなんですか」と聞くと、案外多いのが「なす」と答える人です。 そんなに個性が強いわけではないのに、いえ、だからこそ、でしょうか。煮ても焼いても、揚げてもおいしい。和洋中、なんでもいけて、加熱するほどとろけるようにやわらかになる。

ふだんはたんぱくなくせに、油を吸うとリッチで、ボリュームも出る。そこが魅力なのかもしれません。

ほとんどが水分なので、栄養はなさそうと思うかもしれませんが、カリウムが多く、体の中から余分なナトリウムを排出し、高血圧を防いでくれる働きがあります。ビールが好きでむくみやすい人には救世主のような野菜です。

また、皮に含まれるナスニンというアントシアニン系の色素には抗酸化力があり、美肌にも効果的。お酒を飲むとアルコール分解するのに活性酸素が大量に発生するそうなので、おつまみに、なすなど抗酸化力の強い野菜を取り入れるのはよさそうです。

さて、今回は、なすさえあればすぐできる!お酒に合うベジつまみを紹介しましょう。

生で漬物やサラダにしたり、焼きなすなどもいいですが、おつまみにするなら油と合わせるのがおすすめ。

ボリュームが出るから、野菜なのに主役級にもなるし、油でコーティングされることでナスニンなどの栄養素も守られます。

【なすのおつまみ①】揚げなすのポン酢和え

【なすのおつまみ①】揚げなすのポン酢和え
油といえば揚げること!

こちらはなすを輪切りにして素揚げし、ポン酢で和えただけのベジつまみ。

ポン酢にたっぷりの白髪ねぎと少々のおろしにんにくを入れておけば風味もアップ。

熱々でよし、よく冷やしてもまたおいしい。ビールや日本酒にぴったりです。

【なすのおつまみ②】なすのごま味噌炒め

【なすのおつまみ②】なすのごま味噌炒め
炒めものもいいですね。

こちらは輪切りにしたなすをごま油で炒め、ゴマと味噌、酒で味をつけたごま味噌炒めです。

なすの炒めものは、さっと火を通してコリコリした食感を楽しむのもいいし、しっかり加熱してトロトロになったのもおいしい。

味付けもこのほか、にんにくとしょうゆなどもいいですし、塩昆布やザーサイなどで味付けしてもいいですね。

【なすのおつまみ③】なすの焼き肉風

【なすのおつまみ③】なすの焼き肉風
なすを薄切りにして、薄切り肉感覚で使うのもおすすめのテクニックです。

写真は焼き肉のタレで焼いたもの。

「肉じゃないでしょ!」という声が聞こえてきそうですが、焼き肉だと重いというときにも、なすなら軽く食べられるし、なんといってもジューシーです!

薄切りにしてから小麦粉を薄くはたくのがミソ。こうすることでタレがからみやすくなります。

【なすのおつまみ④】なすのステーキ

【なすのおつまみ④】なすのステーキ
こちらはちょっと豪華になすのステーキ。白ワインによく合いますよ。
 

●なすのステーキ、フレッシュトマトソース(1人分)

材料

  • なす 1本(縦半分に切って格子目を入れる)
  • 小麦粉 適量
  • 適量
  • ▼(A)   
  • ・トマト 100g(1㎝角に切る)
  • ・にんにく  1片(みじん切り)
  • ・しょうゆ 小さじ2

作り方

  • (A)を和えておく。
  • なすに小麦粉をはたきつけ、熱した油で両面焼く。
  • (A)をのせて蓋をし、2分ほど蒸し焼きして皿に盛る。
トマトを入れたら加熱は短く、生っぽさが残っているくらいがおいしいですが、トロトロのソースにしても。その場合、味付けは味噌にかえてもコクがでます。

ぜひお試しくださいね。

※記事の情報は2020年6月17日時点のものです。
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