【長いものおつまみ】おなかにやさしくボリュームたっぷりのベジつまみ
胃腸を休めたい日のおつまみに「長いも」はいかが? 長いもには、消化促進のジアスターゼをはじめ、体にうれしい栄養がたっぷり。トロトロ、シャキシャキ、もっちりなど、食感の変化も大きな魅力です。今回はそんな「長いも」を使ったおつまみを3品ご紹介します。
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長いものおつまみは胃腸にやさしく、アレンジ自在!
この連載では、野菜で作る、おいしくてヘルシー&お酒がすすむベジつまみをご紹介しています。
突然ですがみなさん、「長いも」ってどんな料理に使いますか?
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消化酵素のジアスターゼがたっぷり含まれるので消化を促進してくれる上、ビタミンB1が疲労回復も助けます。
さらにビタミンCも多く含まれており、免疫アップや肌の健康にも役立つほか、食物繊維も多いためお腹の調子も整うなど、いいことづくめの野菜です。
ですが中には「とろろや酢の物以外の活用方法が思いつかない」という方もいるかもしれませんね。
生で食べられるのも長いものいいところですが、楽しみ方はほかにもたくさん! 優秀な食材ですから、活用しない手はありません。
長いものおつまみ①|長いものメープル味噌あえ
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すこし大きめに切るだけでも、食べやすくおつまみ向きになります。
写真は味噌とメープルシロップであえただけの長いもですが、にんにくを少し入れるとお酒に合うのです。レシピというほどではありませんが、作り方は以下の通り。
●長いものメープル味噌あえ(2人分)
材料
- 長いも(食べやすく切る) 100g
- ▼(A)
- ・味噌、メープルシロップ 各小さじ2
- ・おろしにんにく 小さじ1/4
作り方
- ボウルに(A)を混ぜておき、長いもを混ぜてあえる。
- 15分程度味をなじませ盛り付ける。
***
そうそう。ここで長いもの皮問題です。
我が家では、たいてい長いもは皮を剥かずに使います。
皮が付いたまま煮込んだりソテーにしたりすると、風味が出てとてもおいしくなるのですが、上記の料理のように綺麗に仕上げたいときには皮を剥くこともあります。
皮を剥いたら、迷わずチップスにしてください!
パリッと揚げて塩をふるだけですが、香り豊かでなんともおいしいのです。長いも料理をしたときのうれしいおまけです。
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長いものおつまみ②|にんにく風味の長いも餅
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長いもをすりおろして片栗粉でまとめて焼くと、まるでお餅のようになります。甘じょっぱいタレをからめてみたらし風の味付けにしてもおいしいのですが、今回はにんにくを加えて、ビール向きに仕上げました。
●にんにく風味の長いも餅(2人分)
材料
- 長いも(すりおろす) 200g
- おろしにんにく 小さじ1/2
- 片栗粉 大さじ2
- 油 適量
- ▼(A)
- ・みりん、酒 各大さじ1
- 醤油 大さじ1
作り方
- 長いも、にんにく、片栗粉を混ぜてタネを作る。
- フライパンに油を熱し、1を一口大ずつ落として両面焼く。
- (A)を煮立てアルコールを飛ばし、醤油を入れて軽く煮詰める。
- 2に3をつけてもう一度軽く焼き、盛り付ける。
長いものおつまみ③|たたき長いものヴィーガングラタン
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グラタンというとホワイトソースを作り、具材と混ぜて焼くのが一般的ですが、このレシピではとにかく簡単に! 豆乳と米粉を混ぜたら、たたいた長いもと混ぜて焼くだけ。
焼いている間に米粉で自然にとろみがつく上、長いものねばりのおかげでトロトロに仕上がるのです。味付けには白味噌を使ってやさしい味にしていますが、スープのもとや麺つゆで味を付けてもOKです。
グラタンなのに日本酒にぴったり。胡椒やチリパウダーをふればワインにも合いますよ。
●たたき長いものヴィーガングラタン(2人分)
材料
- 長いも 200g
- ▼(A)
- ・豆乳 150g
- ・米粉 大さじ1
- ・白味噌 大さじ1
- ・塩 小さじ1/4
- 市販の豆乳チーズなど好みのチーズ 適量
作り方
- 長いもは縦半分に切ってからポリ袋に入れ、すりこぎでたたく(一口大のものがあったり、小さく崩れるものがあってOK)。
- (A)をボウルでしっかり混ぜる。
- 耐熱容器に1、2を順番に入れ、チーズをふる。これを250度のオーブンで10分焼く。
消化に優しい長いものおつまみ。 ちょっと胃腸が疲れているときにもおすすめです。ぜひお試しくださいね。
※記事の情報は2022年1月24日時点のものです。
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