予算1,080円、あなたならどう使う? コンビニで好きなアテとお酒を買って集まる大人のピクニック。
イエノミを愛する私めではありますが、仕事帰りや休日にふらりと野外で一杯やるのも幸せのひとつというのを信条にしております。店に行くのはめんどくさいけど家じゃないところで飲みたい、という気分の時なんかに最高なんですよねー。コンビニやスーパーで軽く買い物をして、そこら辺の公園などでプシュッとな。ほんの30分ばかりでもかなり気分転換になるし、ちょっとした非日常感が味わえてイイ。
これまでは1人で嗜んでいたのですが、これ、気の合う仲間と一緒だったらさらに楽しいんじゃない? と思いついたが吉日。飲兵衛仲間の中の精鋭たちに声をかけて集まってもらいました。
・好きなコンビニでお酒とアテを1,080円以内で買ってくること。
(コンビニは1つのメーカーに絞り、できるだけ1軒でまとめて購入)
・外飲みするのに「これがあったら捗る!」と思うアイテムを1つ持ってくること。
(敷物と紙コップはまとめて用意するのでそれ以外)
遠足の「おやつは300円まで」という縛りから遠ざかって久しい我ら。あのヒリヒリ感と100%自分のために創意工夫を凝らす喜びを味わいたい、味わってもらいたいと思っての1,080円縛りでございます。
参加者は私を含めて5名。さて、どんなお酒とアテが集まったでしょうか。
イラストレーターの外飲みラインナップ
ダイモンナオさん
柔らかな色彩と優れた描写力で多くの素敵な作品を生み出す。
http://www.daimon-nao.com/
コンビニ利用度★☆☆☆☆
「月に1回行くか行かないか。支払いやチケット発券などに利用するついでに、コンビニ限定のビールが出ていたら買うという感じです」
私が当初思い描いていたコンビニピクニックの理想形であるストレートな品選び。コンビニ初心者ながら、「鶏の炭火焼」という渋めのチョイスをするあたりはさすが酒飲みです。外飲みアイテムは、アウトドア用の皿とナイフ。2つになっていますが、ニコイチとしましょうか。
デザイナーの外飲みラインナップ
いわながさとこさん
磨き抜かれたセンスを生かし、レシピ本からビジネス書まで多彩な書籍のデザインを手がける。
http://booklog.jp/users/iwanagasatoko
コンビニ利用度★★★☆☆
「週の半分くらい、犬の散歩の途中で立ち寄ったり、お昼ご飯を軽く済ませたい時におにぎりを買ったりします」
3連パックの豆腐に着目したのがニクい〜。チャンジャ、ザーサイなどそれぞれにちまちまとつまめる酒肴たちを1つにまとめるとは最強ではないですか。外飲みアイテムは、ごまらぁ油。これ1本でコク&辛さをプラスできるやつ。
骨董品店&酒場オーナーの外飲みラインナップ
前田隆汎(たかひろ)さん
日常で使いたくなる骨董品を広く扱い、酒場では実際にそれらの器で旨きアテを提供。
http://antiquebelle.com/
コンビニ利用度★★★☆☆
「帰り道にあるのでなんとなく毎日寄ってはいるけど、酒を飲むために買い物をすることはめったにないなぁ」
紅一点ならぬ白一点の前田さんは、アテというか中学生男子の夢のおやつといった必殺技でみんなの度肝を抜きました。外飲みアイテムは、さすが骨董屋さんと感嘆の声が上がった器。中国の明末〜清初くらいのお皿と、明治頃の日本のアンティークグラス。
料理家の外飲みラインナップ
小平泰子さん
旬の食材を使ったレシピを丁寧に教える「小平泰子料理教室」を主宰。京都と東京に教室をもつ。
http://www.gokan-shokuraku.com/
コンビニ利用度★★★★★
「毎日、日課である銭湯通いの帰りに買い物しています。いつも旦那に予算300〜500円と言われているので、予算内の買い物は得意かも」
外飲みアイテムは、スマホアプリのradiko。「80年代歌謡曲が流れる局が好きで」とのことでしたが、撮影直後に電源が切れてしまいその魅力は披露してもらえず。
謎解きのような品揃えに一同「???」。羊羹? マッチ? 一体どうなるの……?
まさかまさかの展開。キテレツなようでどれもちゃんと美味しいのにびっくりです。
料理家の底力を見た……。
ライターの外飲みラインナップ
泡☆盛子
筆者です。
https://www.instagram.com/awamorimoriko358358358/
コンビニ利用度★★★★☆
家にこもる仕事が続くとほぼ毎日コンビニ通いに。夜中に飲みたくなった時の救世主として、なくてはならない存在!
外飲みアイテムは、キッチン鋏。食材も袋も切れるリアルに使える子。最後には紙コップをカットして即席小鉢も作りましたよ。
の後は、みんなで味見ざんまい。
「それはないやろ〜」「これ入れてみてもいいんちゃう?」などワイワイするのもまた一興。
同じ予算内でも、五者五様の品々が集まったコンビニピクニック。
いつも室内で会う人たちと刻々と空の色が変わる屋外で飲むという体験も新鮮でした。
私はもちろん、参加者のみなさまにも楽しんでもらえたようです。
反省点としては、アテに重きを置いたばかりに圧倒的にお酒が足りなかったこと。
次回やるならお酒は自由、アテ500円以内、なんてのもいいかも?
イエノミと店飲みの間にある「外飲み」、さらにハマりそう。
皆様もぜひ気軽にお試しください。
※記事の情報は2017年12月20日時点のものです。
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