SNSで話題の「野菜巻き串」レシピを8種類作って家飲みしたら気づいたこと。
専門店が続々オープンしたりSNSで話題になったりと、人気が加速中の「野菜巻き串」。人気の組み合わせからちょっぴり変化球のアレンジレシピまで、色んな野菜をぐるぐる巻いて家飲みしてみました! そして野菜巻き串、酒飲みにはとても嬉しいメリットがあったのです。
さまざまな野菜を肉やベーコンなどで巻いて焼くという、名は体を表すおつまみのようです。九州のとあるお店が発祥といわれていますが、現在は東京や大阪でも専門店が増えている様子。
カラフルで“映える”ビジュアルに惹かれた不肖・私め、お店で本物を食べたこともないくせに家飲みで挑戦してみましたよ〜。
そしたらですね、あることに気づいたんです。答えは……最後に!
野菜巻き串のレシピ8品
- プチトマト×豚バラ
- レタス×豚バラ
- ニンジン×ベーコン
- ぶなピー×ベーコン
- 万能ネギ×牛肉
- ピーマン×牛肉
- しそチーズ×ちくわ
- 水菜×お揚げ
《野菜巻き串レシピ①》プチトマト×豚バラ
[調理方法]フライパンで豚バラに火が通るくらい焼く
鮮やかなビジュアルが目を引く野菜巻き串の花形。1個ずつ肉巻きにして、盛り付ける前に半分にカットしました。
加熱されてグッと増したプチトマトの甘みと豚肉の脂、塩気が合います。
果汁がぴゅっと飛ぶことがあるのでご注意!
《野菜巻き串レシピ②》レタス×豚バラ
[調理方法]トースターや魚焼きグリルで豚バラに火が通るくらい焼く
大きめのレタス2枚をくるくると巻いてあります。野菜巻き串専門店でも必ずといっていいほどメニューにあるやつですね。
レタスのシャキシャキ食感を残したかったので、フライパンよりも弱めの火力で肉だけを炙るイメージで加熱しました。
肉に包まれて軽く蒸されたレタスは半生までいかない1/4生くらい(なんだそれ)でちょうどいいあんばい。レタスの中央に肉味噌やたたき梅肉なんかを仕込んでもよさそうです。
《野菜巻き串レシピ③》ニンジン×ベーコン
[調理方法]フライパンで蓋をしながらニンジンまで軽く火を通す
ニンジンは千切りよりも太めにして歯ごたえと甘みを感じられるようにしました。ベーコンに塩気があるので黒コショウの香りだけをアクセントに。
ニンジンをこんな風にまとめて食べるとめちゃ甘い! そしてプチトマトの時同様にベーコンの塩気がニンジンの甘みを引き立ててくれます。
歯ごたえはいらないなぁという場合は、先にニンジンを電子レンジで加熱しておいてください。
《野菜巻き串レシピ④》ぶなピー×ベーコン
[調理方法]フライパンで表面に焼き目をつける
真っ白なビジュアルがかわいいぶなピー。いにしえから居酒屋で愛され続けている「えのきベーコン」の進化系というか兄弟分というかの野菜巻き串です。
えのきよりもぷりっとしていて食べごたえがあります。きのこの風味とベーコンも相性いいんですよね〜。
ベーコンは何重にも巻くと塩辛すぎちゃうので、ぶなピー4、5本に対して1/2枚くらいの目安で巻いてください。
《野菜巻き串レシピ⑤》万能ネギ×牛肉
[調理方法]フライパンで牛肉に火を通し最後は余熱でじんわりと
すき焼きのエッセンスを野菜巻き串に反映させたつもりです。
白ネギだとありがちなので、もう少し酒肴っぽさのある万能ネギを使いました。これもネギの食感を損なわないよう、焼き過ぎにご注意!
ピリッとした辛みと青々しさのある万能ネギに甘辛く味付けした牛肉。合わないわけがない〜。
私はさっぱりと食べたかったので赤身の薄切りを使いましたが、もっとサシの入った肉を使うとよりコクが出てお酒が進むことでしょう。
お好みで粉山椒を振ってみてください。味が締まります
《野菜巻き串レシピ⑥》ピーマン×牛肉
[調理方法]フライパンで蓋をしながらピーマンまで軽く火を通す
ピーマン×牛肉×オイスターソースの組み合わせで、口の中で青椒肉絲が仕上がるという寸法です。これもピーマンがくたっとしないように加減してくださいね。
うんうん、狙い通りになりました。
もしかしてピーマンにオイスターソースをかけるだけでも青椒肉絲を食べている気分になれるかも?と思うほど。
家飲みならちょっとご飯をよそって一緒に食べるとまた違った幸せがあると思います。野菜巻き串のポテンシャルの高さを感じたひと串。
《野菜巻き串レシピ⑦》しそチーズ×ちくわ
[調理方法]トースターや魚焼きグリルで軽く焼く
肉だけではなく魚のすり身の野菜巻き串です。正確には切り目を入れて“巻いた風”ですけど堪忍ね。
このままでもおつまみとして成立しますが、軽く焼くことでチーズが溶けちくわは香ばしくなり、いつもと違った味が生まれるのです。そして焼いたちくわはなぜか味が濃くなる気がします。
ぜひ熱々をはふはふしながら食べて欲しい!
《野菜巻き串レシピ⑧》水菜×お揚げ
[調理方法]トースターや魚焼きグリルで焦げ目が付くくらい焼く
私の住む京都では「お揚げと青菜の炊いたん」という普段のお惣菜がおなじみ。それを野菜巻き串にアレンジしてみました。
お揚げをカリッとさせたかったので10分ほど焼いたら水菜に火が通り過ぎてしまいました。写真はくたっとした水菜を新しいものに入れ替えたズル仕様ですごめんなさい。
なので、最初はお揚げだけを軽く焼き→水菜を包んでもう少し焼く→お揚げに醤油などを垂らして香ばしく味付け→カットして盛り付け。という流れがおすすめです。水菜は生でも食べられますからね〜。
カリッとしたお揚げの中にシャキッとした水菜、とても食感のいい野菜巻き串です。
食材、味付けともに和風な組み合わせが大人好みかと。
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巻きも巻いたり、食べに食べたりの野菜巻き串8種類。
写真を一緒に撮り損ねていますが、お供にしたお酒はプレーンサワーでした。野菜の味がしっかりと映えるようにシンプルなサワーを選びましたの。
で、気づいたことがあるといいますのは……。
みなさまもうすうす感づいておられるかもしれませんが……。
野菜巻き串にすると野菜をたくさん食べられます!
「うん、知ってた!」という声がそこここから聞こえます。いやでも思ってたよりもずっと野菜がとれるんですってマジで。
例えば写真の1本でピーマン×牛肉なら、ピーマン1個半、水菜×お揚げや万能ネギ×牛肉は親指と人差し指でわっかを作ったくらいのミニ束、ニンジンは小ぶりなものの1/4本を使っています。
さらには肉やベーコンは少なくてすむのですからなんともヘルシー!(お財布的にも嬉しい!)
巻いて焼くのは正直面倒くさいという一面もありますが、いろんな野菜が串に刺さったのは眺めているだけでわくわくするし、用意してしまえばひょいっとつまめてお酒のお供に実によろしい。
食欲の秋で満月状態に近づいている、否、もうなっている我が腹のためにも、しばらくこの野菜巻き串を酒席の仲間に加えたいと思います。
※記事の情報は2019年10月15日時点のものです。
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