ベルギービールで外飲み気分を味わう!
10月下旬の週末、東京・豊洲で開催された「ベルギービールウィークエンド」に行ってきました。世界文化遺産であるベルギービールを満喫して気分は晴れ晴れ、自宅でもベルギービールが飲んでみたくなりました。
ベルギービールウィークエンドって?
東京では2010年に六本木ヒルズから始まり、これまで札幌、仙台、横浜、名古屋、金沢、大阪、福岡など全国各地で、毎年のべ50日間以上も開催されてきました。人気の秘密はたくさんのベルギービールが並び、おいしいベルギーのローカルフードを、ベルギーのミュージシャンたちの音楽を聴きながら楽しめるという、ほかにない贅沢な催しだからでしょう。
ベルギービールって何?
ベルギービールの魅力は何と言っても多様性です。透明でゴールドに輝くものから、フルーツのような香りの白濁したビール、強い酸味のビールにフルーツを加えたもの、今も修道院でつくられているビールなど、まさに百花繚乱。生活に根差した豊かなビール文化であると評価され、2016年に世界文化遺産に認定されました。
さわやかなベルギービールからスタート
まずは軽いタイプから。ベルジャンホワイト(白ビール)が人気の「ベデット(VEDETT)」のロゴが目立つ小西酒造のブースで選んだのは、『ブロンシュ・デ・ナミュール・ホップ&スパイス』です。アルコール度数は4.5%と低めでホップや生姜が香ります。大麦麦芽と小麦、オレンジピール、コリアンダー、さらに名前のとおりたっぷりのホップとジンジャーを使っているようです。
ベルギービールなら修道院もの
アルコール度数10%のゴールデンエール
家で復習、ベルギービール
私が個人的に好きなのは『シメイ(CHIMAY)白(CINQ CENTS)』です。シメイのなかでもっともドライでアルコール度数8%と飲みごたえがあります。ブルーと飲み比べると違いが際立っておもしろいです。買い物に出た先で特売になっていたりすると、つい買ってしまいます。
この原稿を書きながら、今夜はベルギービールを飲まんといかんなと思い、近所のスーパーで探してみました。すると『ヒューガルデンホワイト』を発見。このビールは世界にベルジャンホワイトの名を広めた立役者です。甘いニュアンスのある柑橘系の香りが、すき焼きの甘辛さにマッチして、なかなかの好相性でした。
さまざまな酒のイベントがありますが、イベントで試した酒は家で飲んで復習することを強くおすすめします。自宅でゆっくり飲むとまた違った味わいに気づきますから。
ベルギービールウィークエンドは10月23日~25日にも開催。
BELGIAN BEERWEEKEND(ベルギービールウィークエンド)公式HP
※記事の情報は、2020年10月23日時点のものです。
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