火を使わないから超簡単! 缶詰アレンジおつまみ4品

どこの家庭にも一つは置いてある「缶詰」。火を通さずにすぐ食べられる缶詰は、常備食としてだけでなく、暑くてコンロの前に立ちたくない日のおつまみとしても理想的な食材なんです。今回はそんな「缶詰」を使った簡単おつまみを4品紹介します。

ライター:泡☆盛子泡☆盛子
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「缶詰」を使って、ラクしておいしく家飲みしよう!

まだまだ残暑厳しい毎日。家飲みするにも買い物に出るのが面倒だったり、火を使うのが暑かったり……なんてことも。

そんなときに頼もしいのが缶詰です。どちらのご家庭にもなにかしらの在庫があり、日持ち抜群。しかも味付けされているものが多いから、おつまみにも利用しやすいと、家飲み派にはまさに理想的な食材ではありませんか。

今回はそんな缶詰3種類を使ったおつまみアレンジ4品をご紹介します。どれも火を使わず手軽に作れるものですので、思いついたらすぐにできちゃいますよ!
缶詰アレンジおつまみ4品

◼缶詰アレンジおつまみお品書き

  • ホワイトアスパラガス缶とキュウリの梅しそ和え
  • ホワイトアスパラガス缶の胡麻味噌マヨ焼き
  • さば照焼缶のお揚げピザ
  • チキンとタイカレー缶と蒸しナス

缶詰アレンジおつまみ①|ホワイトアスパラガス缶とキュウリの梅しそ和え

ホワイトアスパラガス缶
ホワイトアスパラガス
昭和世代には懐かしい缶詰のひとつ。今ほど生のアスパラガスが出回っていなかった頃は、アスパラといえばこの缶詰でしたよね。実家の父が大事そうにおつまみにしていた記憶があります。フレッシュなホワイトアスパラガスも手に入りやすい時代になりましたが、これはこれで味わいがあっていいものかと。
 
ホワイトアスパラガス缶とキュウリの梅しそ和え
<材料>
・ホワイトアスパラガス缶
・めんつゆ(濃縮タイプなら薄めに希釈しておく)
・キュウリ
・梅干し(種を除いてたたき、みりん適量を加えてのばしておく)
※市販の梅ペーストなどでも
・しその葉(刻んで水にさらし、アクをぬく)

<作り方>
① ホワイトアスパラガスの水気を軽く切り、食べやすくカットしてめんつゆに5分ほどひたす。※缶詰特有の匂いをやわらげるため。お好きな方はそのままでも。
② キュウリはホワイトアスパラガスと大きさを揃えてカットする。
③ 1と2を皿に盛り、たたき梅としその葉をのせる。食べるときは全体をよく混ぜて。

とろりと柔らかいホワイトアスパラガスと、シャキッと歯ごたえのいいキュウリの食感のコントラストが楽しい冷菜です。よく冷やすとさらに美味しい。

ホワイトアスパラガスの甘みと梅&しそのさっぱり感も合います。白ワイン、冷酒、ビール、サワーと合わせるお酒を選びません。

缶詰アレンジおつまみ②|ホワイトアスパラガス缶の胡麻味噌マヨ焼き

ホワイトアスパラガス缶の胡麻味噌マヨ焼き
<材料>
・ホワイトアスパラガス缶
・めんつゆ(濃縮タイプなら薄めに希釈しておく)
・マヨネーズ
・味噌(白味噌以外が望ましい)
・すり胡麻

<作り方>
① ホワイトアスパラガスの水気を軽く切り、食べやすくカットしてめんつゆに5分ほどひたす。
② マヨネーズ、味噌、すり胡麻をよく混ぜ合わせ、1にかけてトースターなどで表面がこんがりとするまで焼く。

アスパラガスはフレッシュも缶詰もマヨネーズとの相性がいいですよね。そこに酒飲み好みの胡麻味噌をプラスして軽く焼いてみました。噛まずともとろけるホワイトアスパラガスとソースが一体化してお酒を誘います。味噌を少なめにしてチーズをのせるのもよさそう。濃いめのハイボールと一緒にいかがでしょうか。

缶詰アレンジおつまみ③|さば照焼缶のお揚げピザ

さば照り焼き缶
さば照り焼き缶中身
水煮缶よりもおつまみ寄りな一品。香ばしくほろりとほぐれる甘辛いサバの身は、そのまま食べても十分美味しいです。今回は味の濃厚さを生かして、ピザのトッピングにしてみました。
 
さば照焼缶のお揚げピザ
<材料>
・さば照焼缶(身をほぐす)
・お揚げ
・ミニトマト、ピーマンなどお好みの野菜
・とろけるチーズ

<作り方>
・お揚げの全面にとろけるチーズを広げ、さば照焼缶や野菜を散らし、トースターなどで焼く。
・食べるときはキッチンばさみでカットする(包丁より切り分けやすい)。

ピザ生地ではなくお揚げを使うことで、ヘルシーで罪悪感の少ないピザになる上、軽やかでお腹にたまりすぎないのも嬉しいですよね。

さば照焼にしっかり味がついているので、味付けが不要なのも簡単でイイ! 今回はトマトの酸味やピーマンの青っぽい味がいい感じにさばを引き立ててくれました。ほかにはネギやミョウガなんかもよさそうです。焼酎や日本酒のオンザロック、白ワインあたりとハマりそう。

缶詰アレンジおつまみ④|チキンとタイカレー缶と蒸しナス

チキンとタイカレー缶
チキンとタイカレー缶中身
すっかりおなじみになったタイカレー缶は、お店に行かずともほどよく本格的な味わいを楽しめて重宝します。バリエーションがいくつかあるので、お好みのものを選んでくださいね。缶に「温めなくてもおいしく食べられます」と明記されているので、常温でそのまま使いました。
 
チキンとタイカレー缶と蒸しナス
<材料>
・チキンとタイカレー缶
・ナス

<作り方>
① ナスは皮をすべてむき、ラップに包んで3分ほど加熱する。さめたら適宜割く。
② ナスの皮を食べやすく切り、フライパンで素焼きにする。※面倒な人はしなくてもOK。
③ 深さのある器にタイカレーを入れ、1のナスを盛り付けて2のナス皮をあしらう。

もともとタイカレーにはナスが入っていることも多いため、相性のよさは折り紙つき。皮をむいて蒸しナスにすることでするりと食べやすくなります。ナス皮のトッピングはハリッとした食感と香ばしさを加えるアクセントになるので、余力があればぜひおためしください。見た目優先で写真では少ししかのせていませんが、全体に混ぜてもいいと思います。パンチの効いたスパイスサワーと合わせてスカッとしてみては?

***

どれも思い立ってから10分経たずにできるものばかり。そう、缶詰さえあればね。

今後、食材庫の補填をするときには「おつまみアレンジしやすそうかどうか」という視点で缶詰を選んでみるのもよいではないでしょうか。

※記事の情報は2021年8月31日時点のものです。
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