調理は電子レンジにお任せ。料理初心者歓迎のおつまみレシピ3品

これから自炊をスタートする方も、今夜はパパッとおつまみを作ってすぐ飲みたい!という方も必見。フードライターの白央篤司さんが、春キャベツを使った電子レンジだけでできるおつまみレシピ3品とアレンジを教えてくれました。

ライター:白央篤司白央篤司
メインビジュアル:調理は電子レンジにお任せ。料理初心者歓迎のおつまみレシピ3品

1玉で何通りも楽しめる! 春キャベツ

春キャベツ
まもなく新生活の時期ですね。ひとり暮らしになって自炊を始める人もいるのでは? 今回は「つまみ作りで自炊力アップ」をテーマでお届けします。1つの素材を使って、火を使わず手軽に数品作っていきますよ。

食材は今が旬の「春キャベツ」です。

【今回使う基本的なアイテム】
大さじ、小さじ、キッチンスケール、オリーブ油、めんつゆ(3倍濃縮)、マヨネーズ、塩

春キャベツの加熱方法とコールスローレシピ

春キャベツ(ざく切り)
柔らかくて食べやすい春キャベツ、まずは100g~130g程度(1/8カット程度)を4等分ぐらいに切ってください。ざっくりで構いません。

芯の部分(写真右上)はかたいので、別に分けて細かく刻んでください。
春キャベツを切って耐熱容器に入れたところ
レンジ対応の容器に詰めて、水小さじ2を全体にかけ、ふたをして500W電子レンジに2分かけましょう。これで加熱は終了です。

ふたを開けるとき、湯気がかなり熱いので気をつけて!

この状態からつまみにするなら、簡単なやり方はマヨネーズで和えてコールスローにするのがいちばん。大さじ2程度のマヨネーズで全体をよく和えましょう。
春キャベツのコールスロー
出来あがり!​​​

〈味なつまみを追求する方へ〉
黒コショウ
コールスローを作るとき、仕上げにミル付きの黒こしょうを挽くと、グッとつまみとしての完成度が上がります。ミル付きの黒こしょう、わりに多くのスーパーで取り扱われているので、スパイス売り場をチェック。400円前後で売られていると思います。

買ってきたポテサラや冷凍ピザに挽いてもいいし、パスタ類に加えるのもおすすめ。かなり広く使えます。

キャベツのコールスロー、パンにはさんでもおいしいので、多めに作って翌朝のごはんにするのもおすすめ。​​​​

レンチンキャベツをいりごまとめんつゆでごま和えに

春キャベツのごま和え
さて、先ほどの要領でレンチンしたキャベツですが、「めんつゆ(3倍濃縮)大さじ1、いりごま大さじ1」で和えると、ごま和えの完成です。

ごまは、人さし指と親指でつまんで、すりつぶすようにして加えると味も香りもよくなるので、やってみてください。​​​​​

〈味なつまみを追求する方へ〉
おかか
キャベツのごま和え、おかかを大さじ1程度を全体に加えるとさらにおいしい。おかかは、うま味をプラスしてくれるだけでなく、余分な水分を吸って食感もよくなります。

おかか入りのごま和え、お弁当のおかずにもいいですよ。

キャベツと桜えびのオイル蒸しとアレンジアイデア

春キャベツと一緒に桜えびを入れてレンチン
キャベツをレンチンするとき、上にうま味のあるものをのせて作るとさらにおいしい。

春らしく、桜えびを使ってやってみましょうか。

刻んだキャベツを容器に詰めたら、
・水 小さじ1
・オリーブ油 小さじ2
・桜えび(乾燥) 大さじ3

以上をのせて500W電子レンジに2分かけ、そのまま1分おいてから、醤油小さじ1、塩ひとつまみを加えて全体をよく混ぜてください。
キャベツと桜えびのオイル蒸し
オリーブ油の風味と醤油のうま味って、意外と合うんです。オツな味わいになって、お酒のアテにいいもんですよ。
 

キャベツと桜えびのオイル蒸しで変わり冷奴

キャベツと桜えびのオイル蒸しで変わり冷奴
冷ましてから少々を豆腐にのせて、変わり奴にしてもおいしい。この場合は、盛りつけたらオリーブ油と醤油をそれぞれ少々、最後にまわしかけてください。

桜えびでなく、ちりめんじゃこや、ほぐしたかにかまでやるのもおすすめ。

桜えび、使い切れなければ先のコールスローやごま和えに加えてもおいしいです。

おまけ

キャベツと桜えびの味噌汁
つまみからは離れてしまいますが、「春キャベツ×桜えび」は味噌汁の具にするのも熱く推しておきたいところ。私は春に必ずこのペアで作ってます。(写真の桜えびは釜揚げのものを使用してますが、もちろん乾燥タイプでもおいしい!)

ちなみに今回のレシピ、どれも一般的なキャベツでも作れます。その場合同じ1/8カットでも量が多いこともあるので、気持ち塩気を強めにしてくださいね。

しばらくの間は食材の使いまわし、使い切りってむずかしいと思いますが、どうか難しく考えすぎず、楽しみながら慣れていってほしいです。

あ、くれぐれも酔ったら包丁は使わないでくださいね(笑)! つまみ作りは飲む前に。

それではまた、来月お目にかかります。

※記事の情報は2023年3月26日時点のものです。
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