シンプルでおいしい! ひき肉を使ったおつまみレシピ3品

お手頃で使い道がたくさんある「ひき肉」に2種類の食品を合わせて、シンプルなおつまみレシピ3品とアレンジを、フードライターの白央篤司さんが教えてくれました。

ライター:白央篤司白央篤司
メインビジュアル:シンプルでおいしい! ひき肉を使ったおつまみレシピ3品
物価高が続いて困っちゃいますね。いつも値段が安定して助かる食材の中から、つまみ作りを考えてみようと思います。今回は、ひき肉をテーマにしました。合いびき肉を使って3品ほど、必要な食材や調味料もなるたけシンプルにお送りします。

1品目|チリコンカンもどき

チリコンカンもどき材料

材料

  • ※2人前   
  • 合いびき肉 90g程度
  • ミニトマト 6~8個ぐらい
  • ミックスビーンズ 40g
  • ▼(A)   
  • ・ケチャップ 小さじ2
  • ・カレーパウダー 小さじ1(無塩のもの)
  • ・塩 小さじ1/4

作り方

  • ミニトマトを半分に切る。
  • フッ素加工のフライパンにひき肉、①を入れて中火にかけ、肉の赤みがなくなるまで炒める。
  • ミニトマトを軽く潰しつつ、Aを入れて全体をよく混ぜ、軽く水分を飛ばす。
チリコンカンもどき完成品
以前に何かの料理で使って余っているドライハーブ(タイム、オレガノ、ローズマリー、クローブ、クミンなど)があれば、少々を加えてもうまいですよ。黒こしょうもおすすめ。

そのままでもいいですが、クラッカーにのせて食べてもおいしい。私はこれ、黒ビールと合わせるのが妙に好きなんです。

2品目|そぼろなめこ温奴

そぼろなめこ温奴材料

材料

  • ※2人前   
  • 合いびき肉 90g程度
  • なめこ 70g
  • 豆腐 120g
  • めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ1

作り方

  • 豆腐はレンジ可の容器に入れて、ラップなどをせず600Wレンジに20秒かける。
  • フッ素加工のフライパンにひき肉を入れて中火にかけ、半分ぐらい茶色になってきたところでなめこを加え、2分ほどよく炒める。
  • 全体がしんなりしたところで火を止め、めんつゆを加えてよく和える。皿に①の豆腐をのせ、炒めたなめことひき肉をかける。
そぼろなめこ温奴完成品
あれば刻んだ青ねぎなど散らしてください。豆腐をくずしつつ、スプーンで一緒にどうぞ。キリッとした日本酒や焼酎のおともに。

辛いのが好きな人なら、ラー油をかけてもいいですね。暑い時期には、からし醤油をちょいたらすのもおすすめ。さっぱりとした一品になります。
 
グズッとくずして一緒に容器に入れる
余ったら、こんなふうに豆腐をあえてグズッとくずして一緒に容器に入れ、翌朝チンしてごはんにのっけて食べてもうまいですよ。その際は追い醤油してお楽しみください。

3品目|そぼろのにら納豆和え

そぼろのにら納豆和え材料

材料

  • ※2人分   
  • 合いびき肉 90g程度
  • 納豆 1パック
  • にら 15g程度
  • 醤油 小さじ1
  • 小さじ1/3

作り方

  • にらは5mm幅に切る。
  • フッ素加工のフライパンにひき肉を入れて中火にかけ、汁気が出てきたらキッチンペーパーでふきとる。
  • 納豆を加えて全体によく混ぜながら炒める。
  • 全体が混ざったら、にら、酢、醤油を加えてよく混ぜ和える。
炒めてる間に出てくる脂分と水分をキッチンペーパーで除く
この料理はさっぱりと仕上げたいので、ひき肉を炒めてる間に出てくる脂分と水分をキッチンペーパーで除きます。ただ取り過ぎるとコクもなくなるので、キッチンペーパー1枚分が染みる程度にしてください。

「納豆のたれがもったいない」という方は醤油を小さじ1/2にして、たれも加えて味つけしてください。酢は少量ですが加熱によって酸っぱさは飛ぶので、苦手な人もご安心を。これが入ることでさっぱりとして、うま味も増すんです。
そぼろのにら納豆和え完成品

ひき肉と豆、相性がいいですね。ここに、さらにちりめんじゃこを加えてもおいしい。ビールのおともにいいんですよ、これ。

ひんやりしたり、真夏日になったりと気候が忙しいこの頃。でも爽やかな日もあるのがうれしいですな。そういう日こそ、イエノミ日和。手頃なつまみで酒ライフを楽しんでいきましょうー。

ではでは、また来月。

※記事の情報は2024年5月28日時点のものです。
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