冷凍パイシート&トースターでおつまみパイ6種を作ってみました。
「冷凍パイシート」を使って、寒い季節に熱々で食べたい、おつまみパイ作りに挑戦! 作り方は、スーパーやコンビニで買える食材1~2品をパイシートで包んで、オーブンで焼くだけというお手軽さ。サクッ、ほろっとした食感でバターが香るおつまみパイ6種で家飲みをしてみました。
冷凍パイシートでおつまみ作り
今回は、「冷凍パイシート」とスーパーやコンビニで買える食材を組み合わせて、おつまみになるパイを作ってみました。サクッ、ほろっとした食感でバターが香るパイがお手軽に自作できちゃいます。
「オーブン専用」と表記されていますが、私はオーブントースターを使用。それでも問題なく作れたので、オーブンを持っていない方も気軽にチャレンジしてみてください。
冷凍パイシートの使い方のポイント
◎あると便利な道具
生地を伸ばすとき、焼くときと両方に使える「クッキングシート」はぜひご用意ください。アルミホイルなどを売っているコーナーで手に入ります。
まな板などの上に直接(打ち粉をせず)のせると高確率でくっついて面倒なことになりますが、さらりとしたクッキングシートを敷けば打ち粉なしでもくっつかず、ノンストレスで作業できますよ。
まな板などの上に直接(打ち粉をせず)のせると高確率でくっついて面倒なことになりますが、さらりとしたクッキングシートを敷けば打ち粉なしでもくっつかず、ノンストレスで作業できますよ。
◎生地は使用前に解凍しておく
冷凍パイシートを袋から出して、室温で10〜15分(冷蔵庫なら30~60分)置き、解凍します。解凍しすぎて生地が扱いにくければ、冷蔵庫に戻してしばらく冷やすといいそうです。
◎生地を伸ばす
冷凍パイシートを使ったパイのレシピはネット上でもたくさん紹介されていて、その中で「生地を2mm程度に伸ばして使う」という工程をけっこう目にしました。「麺棒で伸ばす」が王道のようですが、麺棒がなくても伸ばせる方法を考えてみました。
それは…
ドリンク缶を食品用ポリ袋で包み、麺棒の代わりにする。
それは…
ドリンク缶を食品用ポリ袋で包み、麺棒の代わりにする。
この生地はもともと穴があいていましたが(空気を逃して焼きムラを防ぐためだそう)、伸ばすと消えてしまったのでフォークを使って再度あけました。
◎ツヤ出しするには
一般的に、パイを焼くときは溶き卵を刷毛で塗って表面にツヤを出します。しかし、家庭で少量を焼くならば溶き玉子はほぼ確実に余るし刷毛なんてないし、あったとしても洗うのが面倒だしと後ろ向きになってしまうズボラ派の私め。卵の仲間のマヨネーズを召喚しました。
マヨネーズを少量の水でのばし(以降、これをマヨネーズ液と呼びます)、刷毛ではなくティースプーンでたらりたらりと塗った結果、控えめではあるもののそれなりにツヤは出ました。ズボラ仲間の方はご参考になさってください。
◎トースターで焼く
成形したパイをクッキングシートに並べ、トースターで焼きます。1000W、250度の設定で10〜13分焼くと、香ばしく仕上がりました。機種にもよると思いますので、焼き目を確認しながら焼き時間を増減してみてください。
冷凍パイシートで作るおつまみパイ|お品書き
- 明太ポテトサラダ+明太子のパスタソース
- キーマカレー+チーズ
- かぼちゃサラダ+ナッツ
- 焼鳥缶+マヨネーズ
- のり佃煮
- バジルのパスタソース
冷凍パイシートで作るおつまみパイ①|明太ポテトサラダ+明太子のパスタソース
① 正方形に切った冷凍パイシートの中央に明太ポテトサラダをのせ、明太子のパスタソースをかける。
② 斜めに折りたたんで三角形に成形し、フチを閉じる。
③フォークの先でフチをキュッとおさえてストライプ状に模様をつける。
④マヨネーズ液を塗ってトースターで焼く。
【食べてみました】
明太ポテサラだけでは味がぼやけそうだったので、パスタソースをプラスしたのが正解。ほんのり辛くてほくっとしたフィリングになりました。
よーく冷えた白ワインやスパークリングワインとバッチリ合います。
冷凍パイシートで作るおつまみパイ②|キーマカレー+チーズ
① 長方形に切った冷凍パイシートを2枚1組で用意し、そのうちの1枚は中央に「×」の切れ込みを入れる。
② 切れ込みがない方の生地の中央にキーマカレーと小さくカットしたチーズをのせ、切れ込みありの生地をかぶせてフチを閉じる。
③ フォークの先でフチをキュッとおさえてストライプ状に模様をつける。
④マヨネーズ液を塗ってトースターで焼く。
【食べてみました】
これはビール! ビールですね!
パイが冷めていたら、軽く温め直して熱々のところにキンキンなビールをぜひ。
冷凍パイシートで作るおつまみパイ③|かぼちゃサラダ+ナッツ
① 計量カップや小鉢など円形のもので冷凍パイシートを丸く切り抜く。
② 端を1cmほど残した状態で中央にかぼちゃサラダをのせ、端の生地を立ち上げるようにして軽く包み込む。
③ マヨネーズ液を塗ってトースターで焼く。5分ほど焼いたところでナッツをトッピングし、さらに焼く。
【食べてみました】
かぼちゃサラダにナッツを入れるのが好きなので、それを応用してみました。
今回は見た目優先でナッツが焦げすぎないように途中でトッピングしていますが、ご面倒なら最初から混ぜ込んでも問題ありません。甘いかぼちゃとナッツの香ばしさがリッチなパイ生地にマッチします。
ちょっとおやつっぽさもあるので、コーヒー焼酎のミルク割りと合わせてみたくなりました。
冷凍パイシートで作るおつまみパイ④|焼鳥缶+マヨネーズ
① 計量カップや小鉢など円形のもので冷凍パイシートを丸く切り抜く。
② 中央に焼鳥をのせ、マヨネーズをビーム状にかける。
③ トースターで焼く。あれば、仕上げに小ネギをトッピングする。
【食べてみました】
照り焼きチキン&マヨネーズをイメージした和風のおつまみパイです。
焼鳥に加えてレバーものせることでおつまみ感がアップしました。甘辛いタレが染み込んでシナッとした生地と端っこのサクサク生地のコントラストがよかったです。
軽めの赤ワインが合うのでは?と試してみましたがいいあんばいでした。もともと焼鳥と赤ワインは好相性だから、パイにすればなおさらナイスなマリアージュというわけですね。success!
冷凍パイシートで作るおつまみパイ⑤|のり佃煮
① 一口サイズにカットしたパイ生地にのり佃煮を塗る。
② マヨネーズ液を塗ってトースターで焼く。
【食べてみました】
以前の企画でのりの佃煮を使ったおつまみを数種類作ったことがあり、そのときに派生した「ごはんですよ! バターご飯」が私的にかなりヒットでした。
▼詳しくはこちら
加熱することで若干のりの風味は薄くなってしまったものの、見た目のインパクトもあってなかなか愉快なおつまみパイに。
あっさりめのパイになったので、芋焼酎やラムなどのお湯割りあたりの香りがしっかりとしたお酒に合わせるとよさそう。
冷凍パイシートで作るおつまみパイ⑥|バジルのパスタソース
① かぼちゃや焼鳥のパイを作る際、円形にくり抜いたあとの生地を全部まとめて丸める。
② クッキングシート→パイ生地→クッキングシートの順で重ねて、麺棒代わりのポリ袋入りドリンク缶で2mm程度に伸ばす。
③ 全面にバジルのソースを塗り、手前からくるくると巻く。
④ 筒状になったものを端から1cmほどの厚さにカットし、うずまき面を上にしてトースターで焼く(マヨネーズ液は不要)。
【食べてみました】
生地を余さず使いたくて思いついた巻き巻きパイです。
塩気しっかりめのソースがほんのり甘いパイ生地に合いますわぁ。ソースに入っているオイルの効果で生地がカリッと香ばしくなったのもよかった。
ワイン全般、ハイボール、ビールなど、いろんなお酒に合うと思います。
***
クレープやピザ同様に、あらゆるフィリング(具)を受け止めてくれるパイ生地。
自作せずともこんなに気軽にアレンジし放題なら、もっと早くに冷凍パイシートを家飲みに導入すべきだった〜と後悔。
冷凍庫に常備しておけば、食べ余したアテや調味料があっという間におつまみパイになるのですから、家飲みアイテムとして心強いこと間違いなし。今後はスーパーでセールの日をチェックしてまとめ買いをする気満々です!
※記事の情報は2024年11月5日時点のものです。
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