かぶさえあれば! ボリューム満点&お腹に優しいおつまみレシピ
【庄司いずみのベジつまみ㊲】実も葉も余すところなく使えるかぶ。消化を助ける酵素も多く含まれ、家飲みにぴったりな野菜なのです。今回は、かぶの甘味がたっぷり味わえるボリュームおつまみを3品ご紹介します。
この連載では、野菜で作る、野菜が主役のベジつまみを紹介しています。
これまでも、いろんな野菜で、それも意外な使い方で、ボリュームがあってパンチも十分なベジつまみを紹介してきました。
ふつうなら煮物や和えものなど「サブおかずにしかならない野菜がおつまみになるなんて!」と驚きの声も多数いただいていますが、「これはおつまみには無理でしょ」と思う野菜といえば、かぶもそうかもしれません。
実も葉も使えて栄養満点! かぶは家計の味方
実には消化酵素のアミラーゼが多く含まれるから、食べ過ぎ、飲み過ぎになりがちな家飲みでは、ぜひ取り入れたい野菜の一つ。さらに、葉にはβカロテンがたっぷりで、ビタミンCやカルシウムなども。
一把買うと、実は煮物やソテーに。葉は、小松菜や青梗菜などの青菜のように使えます。なんてお得な野菜でしょうか。
今日はそんなかぶを使って!お酒に合うおつまみをご紹介しましょう。
【かぶのおつまみ①】かぶのステーキ ガーリックソース
じっくり焼いた熱々のかぶは美味しいもの。コリコリの食感を残してもいいし、柔らかなかぶが好きな方は、10分程度加熱をすればトロトロになりますよ。キリッと冷えた日本酒や、白ワインにもよく合います。
●かぶのステーキ ガーリックソース(2人分)
材料
- ▼(A)
- ・オリーブオイル 大さじ3
- ・ニンニク 20g(みじん切り)
- かぶ 2個(2センチ厚みの輪切り)
- オリーブオイル 適量
- 塩 小さじ1/4
- 醤油 適量
作り方
- (A)を小鍋に入れて弱火で熱し、ニンニクがカリッとなったら火を止める。
- フライパンにオリーブオイルを熱してかぶを並べ、全体に薄く塩をふる。
- 好みの焼き加減になるまで両面を焼く。コリコリのかぶが好みなら3、4分。柔らかなかぶが好きなら10分くらいが目安。
- ③を皿に盛り、➀のニンニクオイルをたっぷりかける。お好みで醤油をかけてどうぞ。
【かぶのおつまみ②】かぶのニンニクみそサンドフライ
●かぶのニンニクみそサンドフライ(2人分)
材料
- かぶ 中2個
- ▼(A)
- ・おろしニンニク 小さじ1
- ・みそ 大さじ3
- ・ごま油 小さじ1/2
- 小麦粉 適量
- ▼(B)
- ・小麦粉 大さじ1
- ・水 大さじ1
- パン粉 適量
- 油 適量
作り方
- かぶは1センチ厚みの輪切りにする。
- (A)を混ぜてニンニク味噌を作る。
- かぶ1枚の上に②をのせ、もう1枚のかぶでサンドする。これを複数用意する。
- ②に小麦粉、Bを混ぜた小麦粉液、パン粉の順につける。
- 熱した油で④を揚げる。
【かぶのおつまみ③】かぶとかぶの葉の麻婆風
かぶを豆腐代わりに使った麻婆風の炒めものです。ひき肉は入らないから麻婆とはいえないのかもしれませんが、味はしっかり麻婆味。コリコリしていて甘味もあるかぶは、豆腐とは違った魅力です。
麻婆といえばニラを青みに使うことが多いですが、栄養満点のかぶの葉を使います。ビールにもいいし、日本酒にも合います。ぜひお試しくださいね。
●かぶとかぶの葉の麻婆風(2人分)
材料
- かぶ 2個(6等分のくし切り)
- 塩 小さじ1/4
- 酒 大さじ2
- ▼(A)
- ・ニンニク、しょうが 各10g(みじん切り)
- ・長ネギ 10cm(みじん切り)
- ごま油 適量
- 豆板醤 小さじ1/2
- ▼(B)
- ・醤油 大さじ1
- ・水 100ml
- ・スライス干し椎茸 7枚
- ・かぶの葉 2個分(小口切り)
作り方
- かぶを鍋に入れて塩と酒をふり、蓋をして中火にかける。湯気が出たら弱火で3分蒸す。
- フライパンにごま油を熱して(A)を炒め、香りが立ったら豆板醤を加えて炒め、1のかぶを入れる。
- (B)を入れて軽く温め火を止める。
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