立冬の夜はおつまみになる変わり水餃子で家飲みを《イエノミ歳時記⑪》

そろそろ家飲みでも温かいおつまみが恋しくなる季節ですね。立冬の日にちなんで熱々の水餃子晩酌なんていかがですか?

ライター:泡☆盛子泡☆盛子
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中国の東北地方では、立冬の日に水餃子を作って食べるという風習があるという話を聞いたことがあります。 今回はそれをアレンジして、おつまみになる水餃子を作ってみました。

おつまみになる水餃子
・あんかけきのこ水餃子
・ラビオリ風水餃子
・炒り玉子水餃子

あんかけきのこ水餃子

あんかけきのこ水餃子

<材料>
・豚ミンチ
・塩・胡椒
・きのこ(エノキ、シメジ、舞茸などお好みで2〜3種類)
・餃子の皮 ・水溶き片栗粉 ・めんつゆ ・おろし生姜
あんかけきのこ水餃子(断面)
<作り方>
・豚ミンチに塩・胡椒を加えて粘りが出るまでこねる。
・刻んだきのこを加えてよく混ぜ、皮で包んで茹でる。
・水溶き片栗粉にめんつゆを加え電子レンジで加熱して餡を作り餃子にかけ、おろし生姜をあしらう。

餡に生姜を加えることで和風の味わいに。きのこは複数の種類を使う方が味に奥行きが出ます。あんかけにすると冷めにくいので、一杯やりながら熱々を楽しむことができますよ。

ラビオリ風水餃子

ラビオリ風水餃子

<材料>
・豚ミンチ
・塩・胡椒
・マッシュルーム
・チーズ
・餃子の皮
・ジェノベーゼソース(パスタソースを利用すると便利)
・ドライトマト(なければトマトソースでも)
ラビオリ風水餃子(断面)
<作り方>
・あんかけきのこ水餃子と同じ要領でミンチをこね、刻んだマッシュルームとチーズを加えて(あればトリュフオイルやトリュフ塩を生地に足すと香りがよくなる)皮に包み、茹でる。 包むときは1枚の皮の中央に具をおいて周囲を水で濡らし、もう1枚の皮を重ねて縁をぐるりと閉じる。
・茹で上がったら、ジェノベーゼソースと刻んだドライトマトをあしらう。

イタリアンでおなじみのラビオリをごくカンタンに再現してみました。チーズはクリームチーズだとあっさりして軽やかな仕上がりに。ピザ用のとろけるチーズなどだと塩分がしっかりあるのでミンチに加える塩分を調整してください。

炒り玉子の水餃子

炒り玉子の水餃子

<材料>
・炒り玉子
・豆苗
・ごま油
・鶏ガラスープのもと(顆粒)
・塩
・餃子の皮
炒り玉子の水餃子(断面)
・溶き玉子に鶏ガラスープの素と塩を加え、ごま油を熱したフライパンで炒り玉子にする。
・細かく刻んだ豆苗を混ぜて皮で包んで茹でる。炒り玉子の黄色と豆苗の緑色がきれいなので、それが透けて見えるよう薄めの皮を使うのがおすすめ。

中国の郷土料理を提供しているお店で食べたことがある、炒り玉子とニラの水餃子をアレンジしてみました。ニラよりもマイルドでいろんなお酒に合いやすいです。残りの豆苗も一緒に茹でてドレッシングやだしをかければ、ヘルシーなおつまみがあっという間に一品増えちゃいますよ。


水餃子は焼き餃子よりも調理に失敗が少ないので作りやすく、食感も軽めなのでおつまみにぴったり。茹でる時に鶏ガラスープなどを使い、スープごと大鉢に盛りつけたらお腹も温まる一品になります。ぜひお試しください。

※ 記事の情報は2018年10月25日現在のものです。
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