実は簡単! 自家製なめたけを作って、味変&おつまみアレンジしてみました!
お酒のアテにもぴったりの「なめたけ」。実は自分でも簡単に作れるのをご存知でしたか? 今回は自家製なめたけをたっぷり作って、さらにお酒に合うように味変! アレンジおつまみを3品作って、なめたけ尽くしの家飲みをエンジョイしました。
少し前に取材させてもらった飲食店でそれを聞き、さらに別のスーパーでは「明太子」「うに」「行者にんにく」などのザ・酒肴を混ぜ込んだ変わり種なめたけに出合った私め。
これはもう酒の神様が「なめたけを作って家飲みせよ」と天命を下されたのだと思い、さっそく実行に移してみました。
なめたけレシピはネットで検索すると山盛り出て来るので、いくつかをミックスしてみて「これだ」と思ったものをご紹介させていただきます。
自家製なめたけの作り方
・えのき大袋(約320g)……2パック ※普通サイズなら3、4パック
・醤油……50cc
・酒……50cc
・みりん……50cc
・米酢……25cc
※分量はたっぷり3種類分なので、適宜加減してください。
<作り方>
① えのきは石突きを切り落とし、3、4cmほどに切り分ける。
② 焦げ付かない鍋(テフロン加工のフライパンなど)にえのきを入れ、米酢以外の調味料を加えて全体に味がなじむよう混ぜる。※この時点では鍋に着火しない。
③ 鍋に着火し、弱火と中火の間くらいの火力で焦がさないように煮る。
④ ターナーなどで全体を混ぜつつ水分を飛ばしながら合計10分ほど煮たら米酢を加え、好みのとろみ加減になるまで煮詰めれば完成。
30分もかからずに出来上がってしまいます。めちゃくちゃ簡単ですよね。
多めにできたら、冷凍も可能。よく冷ましてからジップロックなどに入れて冷凍します。薄く伸ばしておくと食べる分だけ割り取って使えるので便利ですよ。
この基本のなめたけに「梅バージョン」と「海苔わさびバージョン」を加えた全3種類のなめたけをおつまみにも使ってみました。
自家製なめたけおつまみお品書き
- 自家製なめたけの焼かないオムレツ
- 自家製海苔わさびなめたけとアボカド
- 自家製梅なめたけとイカそうめん
なめたけアレンジおつまみ①|自家製なめたけの焼かないオムレツ
・自家製なめたけ
・卵
・マヨネーズ
・青ネギ
<作り方>
① 耐熱容器に玉子を割り入れ、ネギとマヨネーズ少々を加えて白身を切るようによく混ぜる。
② 電子レンジ350wで1分加熱して取り出し(このタイミングでは半熟状態)、箸で全体を混ぜる。
③ さらに350wで20〜30秒加熱し、表面が固まりかけたらなめたけをのせてさらに20秒加熱する。
<食べてみました>
トロトロの玉子とシャキシャキのなめたけというコントラストの効いた食感がゴキゲンです。なめたけに味が付いているから玉子には調味しなくても大丈夫。マヨネーズを加えることでふっくらとした仕上がりになります。
ビール、日本酒、焼酎、ハイボール、ワインと、一通りのお酒に合いそうな和洋折衷の一品。
なめたけアレンジおつまみ②|自家製海苔わさびなめたけとアボカド
・自家製なめたけ
・焼き海苔(細かくちぎる)
・わさび
・アボカド(写真は冷凍品)
<作り方>
① なめたけに焼き海苔とわさびを加えてよくなじませる。
② カットしたアボカドに①を好きなだけのせる。
<食べてみました>
こちらは自作なめたけのことを教えてくれたお店のメニューを参考にさせていただいたもの。本家はプレーンなめたけでしたが、アボカドと相性のいい海苔とわさびを加えてみました。我ながらナイスアレンジで、こっくりとしたアボカドに米酢を隠し味にしたなめたけのさっぱり感が合います。そこに焼き海苔の香ばしさとわさびのピリッとした風味が効いて、いいバランスでござんした。そろそろ暖かくなってきたので、頃あいに冷やしたスッキリめの日本酒と一緒にいかがでしょうか。
なめたけアレンジおつまみ③|自家製梅なめたけとイカそうめん
・自家製なめたけ
・梅干し(種を除いて細かく叩く)
・イカそうめん(またはお刺身を切ったもの)
<作り方>
① なめたけにペースト状にした梅干しを加えてよく混ぜる。
② 器にイカそうめんを盛り付け、①を添える。
<食べてみました>
居酒屋メニューの「イカ納豆」が好きなのですが、そこから連想してちょっと粘りというかとろみのあるなめたけで代用してみました。なめたけの下味と梅のしょっぱさがあるので、そのままよく絡めて味わうのがポイント。普通のお刺身だとひと口ずつお醤油をつけないといけないのがわたしゃ面倒でねぇ。なめたけと同じくらい細くカットされたイカそうめんは味なじみもよく、しっかり噛むのでイカの甘みもよくわかりました。
これまた日本酒のお供ですかね。こちらはぬる燗あたりでちびちびつまみたい感じです。
***
実は私、子供の頃は「なめたけ」という種類のきのこがあるのだと思っていました。
その正体がえのきだと知ったのはまぁまぁ大人になってから。
そして今やこんなおつまみアレンジまでできるようになったのだからなんだか感慨深いです(遠い目)。
自家製なめたけは今回の梅や海苔わさび以外にも、七味やキムチ、刻み生姜などいろんなバリエーションが楽しめそうです。
えのきは、野菜のお値段が高騰しがちな昨今でも比較的安定して手頃に入手できるのもありがたいですね。ぜひお好きなアレンジで楽しんでみてください。
※記事の情報は2023年4月18日時点のものです。
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