コンビニ食材で簡単! 変わり種具材のチーズフォンデュをやってみた
とろとろのチーズをパンや野菜に絡めていただくチーズフォンデュ。コンビニ食材を具材にしたら、ワインはもちろん、日本酒やビールにも合うおつまみになりました。変わり種具材のチーズフォンデュとお好きなお酒で一杯、あなたも試してみませんか?
チーズフォンデュ、今はこんなに手軽です
それは、レンジでできるチーズフォンデュ!
さっそく具を用意すべく、じゃがいもやブロッコリー、ウインナー、パンなど一般的に思い浮かべるチーズフォンデュの具を買いそうになったのですが、「待って…もっとおつまみっぽくしたい! いや、できる!」と思いついたのは我ながら上出来でした。スーパーでも色々と入手できるでしょうが、ここは我が家飲みに欠かせないコンビニ食材におでまし願おうと決意。
コンビニの惣菜や冷凍食品ならほとんどがすでに味付けされているからチーズソースは少しでいいし(セコい)、ソースを付けたり付けなかったりでつまめるから、ダラダラと飲めるはず! それに、コンビニ食材でチーズフォンデュができることがわかれば、このチーズソースさえ常備しておけば早朝でも夜中でも食材の調達ができちゃうってことですもんね。
ウキウキと三大コンビニを巡って具材になりそうなものを集めてみました。ゆるめの縛りとして、
① チーズソースを絡めやすい形状
② チーズソースを汚さない
だけを念頭に置いて、あとは食べたいもの、チーズ味に合いそうなものをセレクト。全11品のコンビニ食材をチーズフォンデュにしてみましたよ〜。(各コンビニ4品ずつ選んだつもりが、ローソンだけなぜか3品しか買っていませんでした。買い足しに戻る体力がなかった私めをお許しください…)
コンビニ食材でおつまみチーズフォンデュ│お品書き
・国産鶏の炭火焼
・したらば 明太マヨ風
・たこ焼き
・アンチョビガーリックフランス
【ファミリーマート】
・塩味そら豆
・野菜の炊き合わせ
・濃厚カレーせん
・ファミチキ
【ローソン】
・笹かま
・おつまみ焼きいか
・こんがり焼きおにぎり
各食材は食べやすく切ったり、適宜温めたりしております。写真映えのためにこうやって盛り付けておりますが、普段の家飲みならもちろんパッケージをずらりと並べるだけでOKです。
なお、当方、フォンデュフォークなどという洒落たものは所持しておりませんので、本編では竹串を用いて雑に具材をブッ刺しております。おそらく普通のフォークの方が使い勝手がいいに違いありません。ご参考まで。
コンビニ食材でおつまみチーズフォンデュ①│<セブンイレブン>国産鶏の炭火焼
張り切っていきなりチーズソースをつけすぎました。
香ばしく、味付けはあっさりとした鶏肉にチーズのコクが加わりいい感じです。最後にフワッと香るゆず胡椒もチーズと好相性でした。
今回は白ワインを1本傍らに置いての試食でしたが、これは日本酒でもいけそう!
コンビニ食材でおつまみチーズフォンデュ②│<セブンイレブン>したらば 明太マヨ風
中心部に明太マヨが入ったカニカマのようなおつまみです。
パッケージにあるように「ほろほろ食感」が特徴で、口の中で本当にほろほろとほどけ、チーズソースとカニ肉っぽいものと明太マヨ味が瞬時にミックスされたのがおもしろかった。ごく簡易版のシーフードグラタンとでもいいましょうか。
コンビニ食材でおつまみチーズフォンデュ③│<セブンイレブン>たこ焼き
みんな大好きセブンのたこ焼き! これ、本当に完成度高くないですか!?
いつもは粉山椒&マヨネーズか醤油で食べることが多い私ですが、京都のたこ焼き店で「たこ焼きとチーズは相性よし」ということを実体験済みですので、今回も迷いなく選んでみました。うんうん、盤石のおいしさ。チーズソースを絡めることで一気にワインのおつまみになってくれるんですよね。あればブルーチーズを足すとなおよし、です。
コンビニ食材でおつまみチーズフォンデュ④│<セブンイレブン>アンチョビガーリックフランス
これをチーズフォンデュの具にしなくてどーする!? と雄叫びを上げたくなるジャスト具合ですよね。自分で作ると意外に面倒なアンチョビガーリックトースト。アンチョビは余るしニンニクすりおろすのは手間だし。それが全部できあがってる〜。やった〜。
軽くトーストしてチーズソースを添えたならば、うんうん、予想通りのワイン泥棒っぷりでござんした。
コンビニ食材でおつまみチーズフォンデュ⑤│<ファミリーマート>塩味そら豆
私が知る限り、コンビニではちょっと珍しい冷凍そら豆。袋ごとレンチンするので皮ごとほくほく食べられます。味が濃いめな惣菜の合間にこういう素朴な品があるとホッとしますね。
ミルキーなチーズソースをまとったそら豆も、そのままのほんのり塩味なそら豆も、どちらもいいおつまみでした。
コンビニ食材でおつまみチーズフォンデュ⑥│<ファミリーマート>野菜の炊き合わせ
ザ・和のお惣菜もチーズフォンデュの具になり得るか?という冒険的な一品。レンコンやニンジン、タケノコなどがゴロゴロと入っていて、形状的には理想の具であります。そのまま食べるとちょい甘めの味付けでしたが、チーズソースをまとわせることで洋の趣になり、結論としては「アリ!」。
こんにゃくだけはちょっと微妙でしたが、次回はそのままつまめばOKですしね。多種の野菜を一度に揃えられる点でも優秀な具といえます。
コンビニ食材でおつまみチーズフォンデュ⑦│<ファミリーマート>濃厚カレーせん
お菓子コーナーから選抜されたのは、ミニサイズのカレーせんべい。
チーズはカレーのトッピングとしてもおなじみですし、私はカップヌードルのカレー味にとろけるチーズを混ぜ込んで食べるのが大好き(デブの習性)。なので試さずにいられませんでした。
結構しっかりスパイシーなカレーせんべいの辛さをチーズソースが和らげてくれて、いい味変になりました。
コンビニ食材でおつまみチーズフォンデュ⑧│<ファミリーマート>ファミチキ
ファミマのおつまみといえばコレ! 外せませんよね。9等分にカットしたらちょうどいいサイズでした。
過去にはチーズ入りのファミチキも販売されたくらい、これまた間違いない相性。ファミチキのガツンとくる味わいにとろとろチーズソースのマイルドさが合うんですよね〜。邪道でしょうが、すぐ食べずに衣にしっかりとソースを吸わせたのもなかなかオツでしたよ。
コンビニ食材でおつまみチーズフォンデュ⑨│<ローソン>笹かま
仙台まで行かずとも、近所のローソンで笹かまを買える日が来るなんて。そんな感慨に耽りつつフォンデュりました(そんな言葉ある?)。
笹かま単体だとやや甘みが強めですが、塩気のあるチーズソースを合わせることでそれが薄まってくれたのが個人的にはヒットでした。チーちくしかり、練り物とチーズのマッチングは昔から酒飲みに愛されてきたものですしね。もうひと味で、七味や黒胡椒を振ってみてもよかったかな。
コンビニ食材でおつまみチーズフォンデュ⑩│<ローソン>おつまみ焼きいか
しっかりとした味がついたプリプリの焼きイカは囲炉裏端が似合うおつまみですが、ちょっとチーズソースをつけるだけでバルっぽい一品になってくれるんですね〜。チーズがピリ辛さを程よく中和してくれるのはカレーせんなどの前例で立証済み。
これも、意外とワンカップの熱燗などのハードボイルドな日本酒にも合うかも!
コンビニ食材でおつまみチーズフォンデュ⑪│<ローソン>こんがり焼きおにぎり
締めの一品はボリューミーな焼きおにぎり。以前、料理上手な友人宅での家飲みで、クリームチーズ&おかか入りの焼きおにぎり(醤油味)をご馳走になったことがあり、そのアイデアとおいしさに感動したものです。自分でイチから焼きおにぎりを作るのはかなり手間なので、冷凍食品は本当にありがたい。
パリッと香ばしい醤油風味のおにぎりにチーズソースがとろりとしみて、締めのはずがもう1杯、あれもうワインないや、ビール開けよっか、となった次第です。
冬に暖かい部屋でキンキンに冷えたビールを飲むのも格別ですよね!
***
驚くことに、11品を撮影しながら食べ終わってもチーズソースはカチカチに固まらずなめらかなままでした。途中で一度レンチン再加熱をしましたが、それでも特に問題なし。やるなぁぁ。ちゃんともう1パック購入し、いつでも次のチーズフォンデュができるように備えております。
そして、毎回感じるコンビニ食材のポテンシャルの高さ。
そのまま食べてよし、アレンジしてよし。そして誰でもいつでも気軽に買えるってのが素晴らしいです。
この冬は、いつものおつまみ探しに加えて、「チーズフォンデュにできそう?」という目線でコンビニ巡りをしてみてはいかがでしょうか。
※記事の情報は2023年12月19日時点のものです。
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