【解体めしのススメ】にぎり寿司パックが6品のイタリアン(っぽい)酒肴に変身!
解体めし。それは、市販の弁当や惣菜を思いのままに解体&再構築を施すという「やらなくてもいいのにやってみたら意外と楽しい」(暇な)大人の娯楽である。必要なのは技術よりも遊び心とテキトーさ。いつもの家飲みにちょっとした刺激と変化を加えてみませんか。
にぎり寿司をバラして、洋風にしてしまえ〜!
その時、天啓が閃いたのです。
「ならばこれを食材とみなして料理すればいいじゃない!」
かくして、サンマは塩と生姜とゴマ油でナムル風、甘エビとサーモンはアボカドの器でわさび醤油和え、イカは軽く炙って柚子七味をぱらり、鯛は煎りゴマ&シソ風味の漬け、そしてマグロは下仁田ネギとともにねぎま小鍋立てに変身。
これがねー、めっちゃ楽しかったんですよ!
家にあるものだけで工夫してやりくりするパズル感と完成した時の達成感で、この夜はいつもに増して酒が美味しかった。
以来、主に割引された弁当や惣菜を相手にあれこれとチャレンジしてきたのでございます。
今回は、初めての「にぎり寿司パック」に挑戦。
冷蔵庫で冷えている白ワインが飲みたかったので、なんとなくイタリアンっぽいメニューを考えてみました。
ネタは以下の構成でした。お値段は約700円。
- マグロ赤身×2
- イカ
- タコ
- イワシ
- サーモン
- 蒸しエビ
- 穴子
- 生エビ
- ネギトロ
素材(弁当や惣菜)を買う時にすでに解体構想が浮かんでいればそれに合わせて購入するのもアリですが、解体めし以外にも使えることが条件です。これだけのために買うなんてもったいないですもん。
サーモン、生エビでカルパッチョ
寿司用のワサビも使います。塩麹を使うと安い素材も旨味がグッと増すので、解体めしには欠かせません。
◎材料 (☆印はちょい足し素材)
- サーモン
- 生エビ
- ワサビ
- ☆塩麹
- ☆オリーブオイル
- ☆プチトマト
ワサビ塩麹が余ったのでキュウリを切って和えたらもう1品できました。
赤身のマグロでツナマヨディップ
◎材料
- マグロ赤身
- 醤油
- ☆マヨネーズ
- ☆黒胡椒
- ☆餃子の皮(クラッカーなどでも)
イワシの香草パン粉焼き、穴子のバルサミコ風味、ネギトロのポルペッタ風
イワシの香草パン粉焼き
- イワシ
- ☆食パンの耳
- ☆オリーブオイル
- ☆シソ
穴子のバルサミコ風味
- 穴子
- ☆バルサミコ酢
ネギトロのポルペッタ(肉団子)風
- ネギトロ
甘めのシャリはカレー風味のリゾットに
◎材料
- シャリ
- タコ
- イカ
- 蒸しエビ
- A[☆鶏ガラスープの素、☆カレー粉、☆しめじ]
- ☆チーズ
- ☆黒胡椒
買って来たまま普通に食べれば10分ほどでお別れしてしまうにぎり寿司パックも、調理と賞味にそれぞれ小1時間もかければ愛着が湧いてくるもの。
ワインだって1本空きました。
ちびちびと食べながら「これはぴったりハマったな」「こっちは要改良や……」などとつらつら考えるのもまた一興。ビフォーアフターの写真を見比べてニヤニヤしつつ、独酌の夜は更けるのでありました。
いかがです? あなたもこの週末あたり、ひと解体してみませんか?
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