どれがお好み? ハイボールちょい足しアレンジ9選
すっかりおなじみの飲み物となったハイボール。すっきりとドライな飲み口で飲み飽きない、家飲みの味方ですよね。もちろんそのままでも美味しいのですが、そろそろ違った飲み方をしてみるのはいかがでしょうか。今回は、いつものハイボールに身近にある素材を「ちょい足し」してみました。「スパイス」「フルーツ・ハーブ」「ドリンク」のジャンルからそれぞれ3種類の合計9種類揃っていますので、気になるものがあればぜひお試しください。
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ベースのハイボール
ウイスキーは「富士山麓 樽熟原酒50度」。
樽熟原酒ならではの豊かな香りとまろやかな味わいが特徴。炭酸水で割っても持ち前の樽熟香がしっかりと楽しめます。
鈴鹿山脈の天然水で作った強炭酸水。グラスに注いでからも泡が勢い良く上がり続けるのが頼もしい!
「ハイボールらしさ」をキープできているかと、「アレンジ成功度」を五つ星満点(★★★★★)で表してみました。すべて筆者の主観ですので、ご参考までに。
スパイス
アレンジ成功度 ★★★★☆
ペッパーミルで挽きたてのものを使用。最初は「あれ? あまり香りがしないな」と思いましたが、飲んでしばらくすると喉元からスーッと清涼感が立ち上がってきます。新感覚! 肉料理が食べたくなりました。
アレンジ成功度 ★★★★★
和スパイスの代表格である山椒。春先なら若い芽を摘んだ「木の芽」を入れたかったのですが、今回は通年入手しやすい粉末を使ってみました。やや甘いような香りとシャープな辛さが樽熟香とよく合います。粉山椒は多いかな、と思うくらい入れてちょうどいい感じ。これはきっと和食に合わせると素敵。
アレンジ成功度 ★★★★★
パクチーの名でおなじみのコリアンダーの種を乾燥させたもの。カレーなどに用いられるスパイスです。軽く指先でひねって香りを出してから加えてみました。種をプチッと噛むと、柑橘系のような爽やかな香りが広がります。歯ごたえもおつまみっぽくて楽しい。飲み進むうちにウイスキー以外のお酒っぽくなってくるのが不思議。これは絶対アジア料理と一緒に飲むとハマる!
フルーツ・ハーブ
アレンジ成功度 ★★★★☆
スライスしたものを軽くグラスの上で絞ってから加えました。グラスを持って口に近づけるとすでにいい香り! レモンやライムよりも甘みのある香りと味が、存在感のあるこのウイスキーにマッチするように思います。
●メロン
アレンジ成功度 ★★★☆☆
メロンをくりぬいてそこにウイスキーを注いで飲むという富豪の遊び(?)にヒントを得た一杯。赤肉メロンのカットされたものを使いましたが、ちょっとセレクトを間違えたかもしれません。いまいち香りが移らず果肉をピックでつまんで食べつつ飲んでやっとメロンフレーバーが立つという感じでした。完熟で果汁が滴っているくらいのものを使うとゴージャスでさらに美味しいと思います。
●ミント
アレンジ成功度 ★★★★★
夏に飲みたくなる「ミントジュレップ」というウイスキーベースのカクテルをごくごく簡素に再現した感じです。ミントはよくつぶして香りを出してください。重厚感のあるウイスキーの味わいとミントの爽快な香りがなじんでくいくい進んでしまいました。少しシロップなどの甘みを加えるとより飲みやすくなりそう。
ドリンク
アレンジ成功度 ★★★☆☆
ウイスキーと同量の無糖コーヒーを入れています。思った以上にコーヒーが主張する! 量が多すぎたようです。味わい的にはコーヒーとウイスキーは苦味という共通点がある(と思う)のですんなりなじんでいます。試される方はまず香りづけ程度に少しずつ加えてみてください。
●ほうじ茶
アレンジ成功度 ★★☆☆☆
とある飲食店で「煎り番茶とウイスキーが合う」という話を聞いていたのを思い出してやってみました。これもウイスキーと同量のお茶を加えて。なぜかとてもウイスキーの風味が薄くなりました。ハイボール初心者さんにはすっきりとして飲みやすいかと。ペットボトルのお茶ではなく濃いめにいれたお茶ならなおよしだと思われます。強炭酸水なので、最後までシュワっとしていたのがよかった。
●マミー
アレンジ成功度 ★★★★★
おこさまドリンクと大人ドリンクの融合! 思ったよりも甘すぎず、すっきりとした飲み口になりました。言われなければマミーを使ったとは思うまい! というような深みのある味です。それでいて後口はちゃんとウイスキーの香りがするのが絶妙。これはいろんな人に飲ませてみたい。
思いつくままに試してみた9種類のちょい足しですが、筆者の感想としては以下のとおりです。
・すっきりと口の中をリセットするような「スパイス」は食事と一緒に。
・甘みや香りが立つ「フルーツ」は食前の食欲刺激や食後のリフレッシュに。
・素材の個性が際立つ「ドリンク」はバータイムにそれだけで楽しむのがよさそう。
一口にハイボールといってもこんなに楽しめるとは!
これからもおもしろい組み合わせを探求しようと思います。
※記事の情報は2018年6月25日時点のものです。
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