今が旬! らっきょうで爽やかな初夏のおつまみを作ろう《イエノミ歳時記⑱》
そのままでも美味しい「らっきょう」が、ほんのひと手間でさらによき酒の友に! おかかやカレー粉、ベーコンなど身近な材料を加えたアレンジおつまみを5品紹介します。
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でも自分で漬けるのは正直言って面倒くさい……というお仲間さん! それなら漬けてあるものを買えばいいんです! そしてちょいとアレンジすればいいんです! そうすれば、どんどんお酒が進んじゃうんだから!
らっきょうでつくる初夏のおつまみ5品
・梅おかからっきょう
・カレーらっきょう
・らっきょうとベーコンの串焼き
・らっきょう入りツナマヨ
・らっきょうチャンプルー
・カレーらっきょう
・らっきょうとベーコンの串焼き
・らっきょう入りツナマヨ
・らっきょうチャンプルー
※らっきょう漬けはスーパーやコンビニでお好みのものをお求めください。ご参考までに、筆者は「甘らっきょう」を使用しました。
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【おつまみ①】梅おかからっきょう
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・らっきょう(細切り)
・梅干し
・削り節
① らっきょう、種を出して身を叩いた梅干し、削り節を盛り付ける。
お好みの加減で混ぜてお召し上がりください。
筆者が住む京都の酒場では時々「にしきぎ」という酒肴を見かけます。削り節、梅干し、焼き海苔、わさび、うずらの玉子などを小鉢で供する粋な一品。一説によると、遊女がきぬぎぬの別れの時、お相手にさっと作ってあげたものがはじまりなのだとか。それをぐっと省略してみました。らっきょうや梅の酸味と削り節の旨味がマッチしてなかなかにオツです。冷奴にのせたりするのもアリですね。
【おつまみ②】カレーらっきょう
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・らっきょう(丸ごと)
・カレーパウダー
① らっきょうにカレーパウダーを振りかけて30分以上おき、味をなじませる。
カレーとらっきょうは言わずもがなのベストカップル。でも酒のつまみにカレーライスはヘヴィだったりするので、その心意気(?)だけを抽出してみました。ほんのりカレー風味をまとったらっきょう、ちょっとエスニックでこの時季にいい感じです。
カレーパウダーはこのタイプを使いました。
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【おつまみ③】らっきょうとベーコンの串焼き
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・らっきょう(丸ごと)
・厚切りベーコン
・黒胡椒
① 厚切りベーコンをらっきょうと同じ大きさに(なんとなく)揃えてカットする。
② らっきょうとベーコンを交互に串に刺し、魚焼きグリルやフライパンなどで焼く。
③ 仕上げに黒胡椒を振る。
ベーコンの脂っけをらっきょうが中和してくれます。こっくりさせたいならフライパンで、脂を落としたいなら魚焼きグリルで焼くのがいいかと。
これ、ビールやハイボールが進んでヤバいです。BBQで焼いたらモテるんじゃないかしら?
【おつまみ④】らっきょう入りツナマヨ
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・らっきょう(みじん切り)
・ツナ缶
・マヨネーズ
・お好みでタバスコや一味、七味唐辛子など
・クラッカー
① らっきょう、ツナ、マヨネーズを混ぜ、お好みで辛味を加える。
② クラッカーにのせる。
おなじみのツナマヨをおつまみ仕様に。らっきょうのポリポリッとした食感がよきアクセントです。全体的にやわらか〜い味なので、何かピリッとした薬味を加えてください。
【おつまみ⑤】らっきょうチャンプルー
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・らっきょう(半割り)
・豚肉(塩・胡椒で下味をつけておく)
・厚揚げ(サイコロ切り)
・削り節
・醤油
・青ネギ(刻む)
① ごま油(分量外)を熱した鍋で豚肉を炒め、火が通ったら厚揚げを加えてさらに炒める。
② らっきょう、削り節を加え醤油で味付けして青ネギを入れ全体をざっと混ぜる。
筆者の故郷・沖縄では「島らっきょう」という野趣に富んだらっきょうがおなじみです。それを使ったチャンプルーを時々見かけるので応用してみました。ゴーヤを入れると味のインパクトで負けてしまうので今回はナシで。具はらっきょうに合わせてなるべく小さめにカットして、ちまちまとつまみましょう。泡盛ソーダ割りと一緒にいかがでしょうか。
そのままおつまみにしても美味しいらっきょう漬けですが、もう一手間加えるだけでさらにさらによき酒の友になってくれます。聞けば、らっきょうには疲労回復、血液をサラサラにする要素が含まれているそうではありませんか。夏本番前で疲れが出やすいこの時期、冷蔵庫に常備しておくと心強いですね!
※記事の情報は2019年6月4日時点のものです。
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