《まとめ》バイヤーズレポート 2018年の心のベスト10はこのお酒だった
バイヤーズレポートでおなじみ、ソムリエ青田の今年もっとも心に残ったお酒とは?
10位|だいやめ~DAIYAME~
10位は芋焼酎がちょっと苦手という方にぜひお試しいただきたい焼酎「だいやめ」です。まったく芋臭さがしなくてフルーティーで飲みやすい焼酎でした。2019年の焼酎界隈の新しいトレンドになりそうな予感がします。
9位|槙-KOZUE-
9位はクラフトジン「 槙-KOZUE- 」。開発に至る着眼点がとてもユニークなクラフトジンでした。クラフトジンは今年も何かと話題でしたが、こちらのようにお手頃価格で入手できる商品が登場したことで、また新しい流れができそうな気がします。
8位|サン・クリスピーノ・オーガニック
8位はイタリア産オーガニックワイン「サン・クリスピーノ・オーガニック」。世界的にブームのオーガニック。オーガニックワインのレベルも着実に上がってきていることが実感できます。2020年に向け日本にもオーガニックの波が確実に寄せてきているので、目が離せないカテゴリーのひとつです。
7位|ボタ・ボックス
7位もまたまたパックワイン、「 ボタ・ボックス 」です。このお値段でカリフォルニアのセパージュワインが飲めるとは驚きでした。プライベートでもアウトドアで大活躍したワイン、コスパ抜群です。ちなみに2019年は高コスパワインを発掘してご紹介する連載を新しく開始する予定です。乞うご期待。
6位|三十年に一度の奇跡
6位は千代菊の「 三十年に一度の奇跡 」。30年熟成の古酒はその味わいが衝撃的でした。これをきっかけに、今年は今まであまり飲まなかった変り種の日本酒にどっぷりはまりました。他の蔵元からも古酒のリリースが増えてきているので、来年あたり日本酒界隈にもまた新しい展開がありそうです。
5位|KOMASA GIN -桜島小みかん-
5位はまたまたクラフトジン、小正醸造の「KOMASA GIN -桜島小みかん-」。いままで飲んできたクラフトジンの中で1番好みの味わいでした。小正醸造は昨年、嘉之助蒸留所を設立しウイスキーの蒸留を開始、今年の12月にはニューポットを発売し話題になっています。ジャパニーズウイスキーに新たな一石を投じる存在になることは間違いなし、今後の動きから目が離せません。
4位|コエド毬花
4位はコエドビールの「毬花」。セッションIPA人気は今年も続きました。これはただただ個人的に好きなだけです。
3位|富士山麓シグニチャーブレンド
3位は「富士山麓シグニチャーブレンド」。残念ながら2019年3月をもってスタンダード品の富士山麓樽熟原酒は終売との発表が先日ありましたが、今後はこちらのシグニチャーブレンドに注力する様子。シグニチャーブレンドは樽熟原酒ほど手軽に買えるお値段ではないですが、それでも味わいからすれば十分にお買い得。今後が楽しみなウイスキーです。
2位|ヴィノ・デラ・パーチェ
2位はイタリアのワイン「ヴィノ・デラ・パーチェ」。なんと955種類のブドウを使ったワインとのことで衝撃を受けました。味わいも想像以上、現存最後のヴィンテージとなる超限定品は贅沢な1本でした。
1位|KAVALAN ディスティラリーセレクト
1位は台湾のウイスキー「KAVALAN ディスティラリーセレクト」。台湾というウイスキー造りにはとても適しているとは言いがたいと思われている土地で、ここまでの熟成感のウイスキーができるのかと衝撃を受けた1本でした。カバランは蒸留所まで取材に行かせていただきましたが、そのレベルの高さにも驚愕。世界的にウイスキー熱が高まる昨今ですが、ウイスキーの常識を変えたカバランは今後もウイスキー業界にさらなる新しい潮流を生み出していくのではないかと思います。
※記事の情報は2018年12月30日時点のものです。
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